「手段」が「目的」になっていませんか?

​おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


人は辛い時、苦しい時は、視野が狭くなりやすく周りが見えなくなることが多いです。


例えば、僕自身もそうでしたが、ブラック企業で毎日毎日、自分の身を削って働いている時。


周りの人から見ればそんな会社、早く辞めた方がいいことは一目瞭然だったりしますが、当の本人にとっては、それがとてつもなく難しいことのように感じてしまうんですね。


その結果、最悪の場合、本来、最も難しい選択肢であるはずの「自死」という選択が唯一の手段のように錯覚してしまうこともあります。


これは本当に悲しい事だし、こういった人を一人でも減らしたくて僕はこの活動を始めた所もあります。


じゃあそうならないためには、日頃から何を意識していればいいのか?


それは


どんな時でも「目的」を忘れないこと


だと僕は思っています。


まず、大前提として、僕たち人間が生まれてきた意味、生きるための「目的」は『幸せになる事』です。


もちろん人によって何が幸せかは異なりますが、それでも幸せになることが人生の目的であることは例外なく全ての人がそうだと言えます。


そして、それ以外の多くの事、
 

  • 仕事
  • 学校
  • 人間関係


などは、目的を叶えるための「手段」でしかありません。


ですが、苦しくなって周りが見えなくなってくると、幸せになるための「手段」でしかなかった仕事や学校などが、いつの間にか、生きる「目的」にすり替わってしまうんです。


その結果、幸せを犠牲にするなんて本末転倒も甚だしいわけですね。


でも、今の世の中では、この「手段の目的化」が起きてしまっている人は非常に多いんじゃないかと思います。


実際、僕もブラック企業に勤めていて毎日何のために生きてるか分からなかった時、完全に生きる目的を見失っていました…


そして、毎日仕事に行くことが、目的であり義務だと錯覚していました。


もちろん雇用契約を結んでいますので、ある程度の義務は生じますし、好き放題していいわけではありません。


ですが、だからといって、こちらの人生を完全に拘束する権利は会社にはないんですよね。


でも、苦しい時は、それがわからなくなっていました。


だから、そうならないためにも、


自分は何のために頑張ってるんだろう?


ここを常日頃考えるように意識してみてください。


そして、もしその答えがわからなくなっていたら、それは今の生活を見直した方がいいといったサインだと思いますよ。


たかが仕事
たかが学校
たかが人間関係


本当に大切なのは「手段(仕事、学校、人間関係等)」ではなく「目的(あなたが幸せになる事)」です。


「手段」は他にも無限にあることを苦しい時こそ思い出してくださいね。​​


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき