攻撃的な人はひどく傷ついた人でもある

おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。



いきなりですが、あなたはテレビなどで
こんなシーンを見たことはありませんか?



野生の動物が何らかの理由で
身動きが取れなくなっていて、
それを人間が助けようとしている。



でも、動物は助けてもらえるとはわからず、
ひどく怯えて相手を威嚇し続けている。



誰でも一度は目にしたことが
あるんじゃないかと思います。



これって何が起きているのかというと、
防衛反応」という反応が起きています。



自らの命の危機を感じ、
自分を守るために周囲の脅威と
闘おうとしている。




こういったことが起きているので、
たとえ人間側に敵意がなくても
攻撃しようとしてしまうんですね。



まぁこんな小難しい説明をしなくても
恐がっているから身を守るために
周りを攻撃していると言えば
十分に理解できるかなと思います。



ただ、どうしてわざわざ
こんな説明をしたのかというと
実はこの「防衛反応」って、
人間でも同じように起きる反応で、
今日はそのお話をしようと思ったからです。



例えば、いつもイライラしていたり、
いつも攻撃的な態度を取る人って
あなたの周りにいませんか?



もしくは、あなた自身が、
ついイライラしてしまったり、
頭では良くないとわかりつつも
攻撃的な態度を取ってしまう事って
ないでしょうか?



これってまさに「防衛反応」が
起きている状態なんです。



人によってその程度は違いますが、
この「防衛反応」が強すぎると、

  • 周りの言葉が自分を傷つけるように感じる
  • 他人の事を信用できなくなる
  • やらないとやられるという感覚になる

のような感覚を感じるようになり、
その結果、攻撃的な態度を
取らざるを得なくなるんです。



本人はその自覚はないと思いますが、
「ひどく怯えて相手を威嚇し続けている」
状態になっているというわけです。




じゃあ、そういう人に対して
どういった関わり方をすればいいのか?



それは、非常にシンプルで
相手を安心させてあげること。



動物を保護する際の映像でも、
相手が攻撃しようとして来ても
それに臆せず抱きしめてあげることで
動物がおとなしくなるといったシーンを
一度は見たことがあるかと思います。



抱きしめるかどうかはさておき、
これと同じような事をできれば、
相手の攻撃も緩まるわけですね。



ただ、それが動物や小さい子どもなら、
「恐がってるから安心させてあげよう」
という発想になる人もいると思いますが、



これが大の大人の場合は
残念ながらその発想になる人は
ほとんどいないと思います。



その結果、その人はどんどん孤立してしまい、
さらに防衛反応を強めてしまう…
といった悪循環に陥ってしまうんです。



今日皆さんにお伝えしたいのは、
今後はそういう人に対しても
優しくしてあげてください
ということではありません。



人間の心情的に、
それが簡単ではないことは
十分に理解できるからです。



ただ、頭の片隅にでも、

『攻撃的な人はひどく傷ついた人なんだ』

という考えを持っていて欲しい。




それだけで救われる人が
少しでもいるんじゃないかと思い、
今日はこの話をさせていただきました。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき