強迫性障害にお悩みのあなたへ
このページでは、
- 強迫性障害とはどんな病気か
- 強迫性障害になる背景とは
- 強迫性障害を克服するには
について解説しています。
ご自身が強迫性障害に悩んでいる、もしくはその疑いがある場合は参考にしてみてください。
強迫性障害とはどんな病気?
強迫性障害とは、ある「不快な考えやイメージ(強迫観念)」が繰り返し浮かんできてしまい、それを消すために「ある特定の行動(強迫行為)」を止められなくなる症状です。
本人は強迫行為が不合理で意味がないと思っていますが、どうしても強迫観念が浮かんでしまうため、わかっていてもやめられないというのがこの病気の苦しい所です。
症状の度合いによって強迫観念が浮かぶだけの場合と、強迫行為を伴う場合とがあります。
いずれの場合も根っこにあるのは強い恐怖であり、その恐怖を取り除くことが症状回復には必須となります。
強迫性障害の病前性格
あらゆる心の病気には「病前性格」と呼ばれる「その病気になりやすい性格」が存在します。
摂食障害の「病前性格」は以下の通りです。
- 完璧主義(=不安が強い)
- 優柔不断(=不安が強い)
- 子どもらしい幸せ感(無邪気さ)がない
- 和やかさ、朗らかさがない
- 集団よりは一人を好む
- 緻密な作業が得意
強迫性障害が起きる背景と「心の傷」
こういった病前性格の背景には、以下のような幼少期の体験とそれによって負った「心の傷(ビリーフ)」が関係しているケースが多いです。
<幼少期の体験>
- 親が過干渉で「あなたのために言ってるのよ!」などと口うるさかった
- 親が「そんなことをしたら汚い!」と子どもを不安にさせてコントロールする人だった
- 親が忙しい、厳しいなど、自分の感情を受け止めてもらえなかった
<それによって負った「心の傷(ビリーフ)」>
- 完璧でなければいけない
- 自由に行動してはいけない
- 感情を感じてはいけない
- 子どもであってはいけない
- 楽しんではいけない
強迫性障害を抱える人が必ず全ての事項に該当するわけではありませんが、こういった経験をすると強迫性障害になる可能性も高くなります。
※ビリーフについて以下の「こちらの記事」をご参照ください
強迫性障害を克服するには
冒頭でもお話したように、強迫性障害の方の根っこにあるのは「強い恐怖」です。
その恐怖を消そうと闘うために強迫観念が浮かび、強迫行為を止められなくなっています。
そして、なぜそれほどの強い恐怖が生まれるのかというと、「恐い」を感じることを幼少期から禁止しているためです。
※感情は感じることで消えていきますが、感じることを禁止している人は感情が消えずに残り続けてしまいます。
ですので、まずは「恐い」を感じられるようになるためのセラピーを行います。
また、病前性格の所にも書きましたが、強迫性障害を発症する方は完璧主義で不安が強く、人や物事を自分でコントロールしないと気が済まない性格の方が多いです。
しかし、その性格故に自分ではコントロールできないものに対して不安や恐怖を感じたり、それができない自分を厳しく罰してしまうことがこの病気に繋がっています。
そのため、根本解決のためには幼少期の「心の傷(ビリーフ)」を解消し、
- 人や物事をコントロールするよりも大切なもの(目に見えない愛情、信頼、慈しみなど)に気づいてもらう
- 愛情や慈しみを大切にして自分をイジメるの止める
- 人生から危険を完全に取り除くことは不可能であり、そんな人生はつまらないと理解してもらう
- 自分を不安にさせる代わりにリラックスできるようになる
といった状態を目指してセラピーを行っていきます。
まずは体験セッションにお越しください
ライフチェンジセラピーは、幼少期の「心の傷(ビリーフ)」を特定し、それを解消する心理セラピーです。
もしあなたが強迫性障害に苦しんでいるなら、まずは一度体験セッションにお越しください。
どんなに苦しい悩みでも必ず道はあります。
そして、全ての人間は幸せになるために生まれてきたと僕は思っています。
だからどうか、諦めないでくださいね。
そして、僕のセラピーが少しでもあなたの力になることができれば幸いです。