自信がないを解消しても自信があるにはならない!?

こんにちは。
心理セラピストの
大野貴之です。


コーチングをしていてよく聞く悩みの1つに「自信がない」があります。


これは僕自身も本当に長い間悩んでいました…


でも、実はコーチングやカウンセリングを受けても「自信がない」→「自信がある」とはならないんですよね。


じゃあ死ぬまで自信はつかないのか!?と思われるかもしれませんが、そういうわけでもありません。


厳密に言うと、コーチングでもカウンセリングでも「自信がある状態を目指すわけじゃない」という意味です。


今日はそんな自信について話してみようと思います。


「自信がない」と悩んでいる方はぜひ最後まで目を通してください。

理想の状態は「自信がある」じゃない

冒頭でもお伝えしましたが、「自信がない」をコーチングやカウンセリングで解消しても「自信がある」とか「自信満々」みたいな状態にはなりません


でもこれは、コーチングやカウンセリングでは自信をつけることはできないという意味ではなく、そもそも「自信がある」状態を目指していないんです。


なぜなら、本当に目指すべき理想の状態は「自信がある」ではなく「自信があるとかないとかどうでもいい」状態だからです。


だって、本当に自信がある人は別に普段から自分に自信があるとかないとか気にしていないですからね。


もし自信がありますか?と聞かれたら「あります!」と答えるかもしれませんが、聞かれて初めて意識するくらいでしょう。


そして更に言うと、逆に周りから見て少し過剰なくらい自分の凄さをアピールしているような人は、実は自信がない人と同じ問題を抱えている可能性があるんです

過剰に自信がある人と自信がない人は同じ

もしカウンセリングで「自信がない」を解消しようと思った場合、その想いを生み出している根本的な問題を解消する必要があります。


その問題は人によって様々なので一概にこれとは言えないんですが、わかりやすい例としては、
 

  • 自分には価値がない
  • 自分は決して成功できない


などの『強い思い込み』が心の奥に潜んでいるケース


そのために、自分の能力を証明したり成功がかかっているような大事な場面に直面すると、心の奥に潜んだ強い思い込みが邪魔をして自信がなくなってしまうわけです


これが「自信がない」人に起こっていることの一例ですが、人によっては、逆にこの『強い思い込み』に反抗して自分には価値があることを過剰に証明しようとする人もいます


例えば、「いつも自慢話ばかりしている」「自分より弱い立場の人に対して過剰に強く当たる」といった人はその可能性があるでしょう。


一見すると真逆の性格のようにも見えますが、心の奥にある「自分には価値がない」という思い込みに従っているか反抗しているかの違いなだけで、どちらも同じ思い込みを持っていることに変わりありません


つまり、コーチングやカウンセリングで自信がないを解消した状態とは心の奥にある思い込みを取り除いた状態なので、「自信があるとかないとかどうでもいい」状態になるわけです。

最終的に目指したいのはフラットな状態

今日は「自信」を題材にここまでお話ししてきましたが、これはどんな悩みでも同じことが言えます。


例えば、「自分の意見を言えない」といった悩みを抱えていた人が、何らかのセラピーを受けて意見を言えるようになったとしましょう。


しかしこの時、周りから見て失礼なほど過剰に自分の意見を押し通すようであれば、それは元々持っていた思い込みに対する反応が変わっただけで、根本的な問題が解消したとは言えないんです


まぁ、完全に解決するまでの過程で逆に大きく反応してしまうことはよくあるので、その状態が必ずしも悪いわけではないですけどね。


ただ、僕は本当の意味で自分らしい人生を送りたいのであれば、最終的に目指したいのはフラットな状態だと思っています。


ちなみに僕は心の奥にある強い思い込みを『無意識のルール』と呼んでいます。


人の悩みのほとんどはこの『無意識のルール』が原因になっているのですが、僕のライフチェンジセラピーではこれを取り除くカウンセリングも行ってます


初めての方は体験セッションを受付中ですので、興味のある方は一度覗いてみてくださいね。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。