こんにちは。
心理セラピストの大野貴之(おおのたかゆき)です。
アダルトチルドレンやHSPなどの心の悩みを抱えている方は、様々な「生きづらさ」を感じていると思います。
僕自身、30年以上「生きづらさ」に悩み続け、いつまでも変わらない自分を責めることもとても多かったです。
でもこの「生きづらさ」、実はあなたを守るためにあると言ったらどう思いますか?
「ふざけるな!そんなわけないだろ!」
そんな声が聞こえてくるような気がしますが…事実なんです。
今日は「生きづらさ」はあなたを守っているということ、そして「生きづらさ」の正体について解説します。
日々、「生きづらさ」を感じている方はぜひ最後までお読みください。
「生きづらさ」はあなたを守っている
あなたは日々の生活の中で「生きづらさ」は感じますか?
感じるとしたら、どういった「生きづらさ」を感じているでしょうか?
- 周りの目が気になってしまう
- 自分の意見を主張できない
- 人を信用できず親密になれない
僕はコーチングやカウンセリングと出会うまでは30年以上こういった生きづらさを抱えていましたが、人によって本当に色んな「生きづらさ」があると思います。
そしてこういった「生きづらさ」を感じる時、やっぱりどうしてもこの「生きづらさ」が憎くなってしまいますよね。
他にも、なんで自分はいつもこうなるんだと自分を責めてしまったりすることも…
でも、もし明日からこの「生きづらさ」を無理矢理にでもなくしてくださいと言われたらどう感じますか?
例えば、明日から
- 一切周りの目を気にせず行動してください
- 自分の意見をガンガン主張してみてください
- 人を信じて皆と仲良くなってください
なんて言われたらどんな気分になりますか?
あなたもご自身の感じる「生きづらさ」を元に考えてみてください…なにか得体のしれない「恐さ」を感じたのではないでしょうか?
そう、あなたの抱える「生きづらさ」は、実はこの「恐怖」からあなたを守っているものなんです。
「生きづらさ」のメリットと本当に恐れるものとは?
「生きづらさ」はあなたが本当に恐れている「恐怖」からあなたを守ってくれているものです。
それをより詳しく理解するためには、「生きづらさ」のメリットを考えてみるのが一番でしょう。
「生きづらさにメリットなんてあるの?」
と思う方も多いかもしれませんが、生きづらさであれ何であれ人が何かを長年抱え続けているとしたら、そこには必ず何らかのメリットがあるものなんです。
例として、僕が長年悩んできた「周りの目を気にする」のメリットを考えてみましょう。
- 周りと意見の衝突を避けられる
- 特別なことをして失敗せずに済む
ざっと思い浮かんだのはこの2つです。
「周りの目を気にする」ことで、周りの人たちと意見が衝突することは避けられるし、自分だけ周りと違うことをして大失敗することもないかなと思います。
こんな風に改めて考えてみると、何かしらメリットが必ずあるものなんです。(意識的にそれを望んでいるかどうかに関わらず)
そしてこのメリットの裏返し、つまり、「周りの目を気にしない」ことによるデメリットこそが、あなたが本当に恐れていて避けたいものの正体です。
僕のこの例で言うと、
- 周りと意見が衝突すること
- 自分だけ大失敗してしまうこと
などが、僕が心の底では本当に恐れていることで、それを避けるために「生きづらさ」をやむなく感じていたということなんです。
言い換えると、
「生きづらさ」を感じる(生き方をする)ことで、本当に恐いものから自分を守っていた
ということなんです。
「生きづらさ」の正体は幼少期に学んだ防衛反応
「確かにメリットはあるかもしれないけど、生きづらさによるデメリットの方が大きいよ…」
そんな風に感じる方もたくさんいると思います。
確かに「生きづらさ」が長年続いていると、たとえ多少のメリットがあったとしても割に合わないですよね。
じゃあどうして、こんな状態に陥ってしまうんでしょうか?
その答えは、実はあなたの幼少期にあります。
あなたが本当に恐れているものは、実は幼少期の体験によって感じていたもので、
あなたの「生きづらさ(生き方)」は子どものあなたが”決めた”生き方なんです。
例えば、さっきと同じく僕が感じていた「周りの目を気にする」で考えてみましょう。
子どもの頃の僕は親の教育が非常に厳しく、少しでも失敗すると叱られ、口ごたえなんてしようものならさらに激しく叱られていました。
その結果、
- 周りと意見が衝突する(口ごたえする)こと
- 自分だけ大失敗してしまうこと
を強く怖がるようになってしまったんですね。
そしてそれを避けるために、「周りの目を気にする生き方」をしようと”決めた“というわけです。
こうやって話してみても、この生き方が良いものとは思えませんよね。
でも、僕に限らず、多くの子どもにとってはそれが本当の最善策かどうかなんてわかりません。
ただ一つ言えるのは、その時の自分にとってはそれが自分を守るための最善策だったということです。
そして「三つ子の魂百まで」なんて言うように、子どもの頃に”決めた”生き方は、その後の人生において絶対的な生き方の基準となります。
これが僕たちが感じている「生きづらさ」の正体なんです。
「生きづらさ」に心から納得できれば手放せる
日々の生活の中で「生きづらさ」に悩まされていると、そんな自分をどうしても責めてしまいますよね。
でも、その「生きづらさ」の正体は、あなたがあなた自身を守るために仕方なく身につけたもの。
つまり、本来は自分を守るためのもので決して悪者ではなかったんです。
だからまずは自分を責めるのではなく、「今まで守ってくれてありがとう」と子どもの自分にお礼を伝えてあげてください。
そうやって感謝を伝えた上で、「本当にこの生きづらさはこれからも必要なのか?」を考えてみてください。
そうやって自分の「生きづらさ」の原因や必要性に心から納得することではじめて、「生きづらさ」を自ら手放せるようになりますよ。
もしあなたがどれだけ考えても生きづらさのメリットや幼少期のことがわからない、というのなら、ぜひ一度ライフチェンジセラピーの体験セッションにお越しください。
“特別な方法”であなたの無意識にアクセスすることで、幼少期のことを一緒に探っていくことができますよ。
また、どんなあなたでも絶対に否定せず、安心安全のサポートをすることをお約束します(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。
心理セラピスト 大野貴之