世の中が大変な時に僕たちができること

こんにちは。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


年が明けて2024年になりましたね。どうか本年もよろしくお願いいたします。


ただ、残念ながら、今年は年が明けることを素直に祝えない年となってしまいました。


北陸地方にお住まいの方、ご親戚やご友人がいらっしゃる方、心からお見舞い申し上げます。


少しでも被害が少なく、早く状況が落ち着きますよう祈っています。


こういった大きな災害が起こった時、実は直接災害を経験していない方でも大きなストレス反応が起きることがあります。


例えば、
 

  • 連日の暗いニュースを見て、強い”不安”を感じる
  • 何もできない自分に対して”無力感”を感じる
  • 今の状況で楽しい思いをすることに強い”罪悪感”を感じる


などがあるでしょう。


まず、最初にお伝えしておきたいのは、こういった反応が起きることは決して「異常」ではありません。


異常なのは『起きている出来事』であり、それに対する反応としては、いたって健全な反応なんです。


まずはそこに関してご安心くださいね。


そして、その上で、直接被災されていない方々に意識して欲しい事は


まずは自分の健康を一番に考える事


です。


日本ではこういった状況の時、「自粛」という考えが真っ先に出てくる人も多いです。


ですが、僕はこの「自粛」って本当に被災者に寄り添った考えなのか、甚だ疑問なんです。


というのも、もし自分が、実際に被害に遭って大変な状況にいると想像してみた場合、無事だった地域の人達に「自粛」してほしいと思うでしょうか?


僕だったら、全く思わないです。


無関係な人達が勝手に自粛した所で、自分達のプラスになるものは何もないからです。


「そんな無意味なことするくらいなら、どんどん支援物資などを送ってくれ」


って思うだろうなって思います。


そして、支援する余裕がない人達は、気にせずいつも通りの日常を送って欲しい。


そうやって周りが元気になることで、自分たちのことも引き上げてほしいって僕なら思います。


もちろん、今、実際に被災された方々がそんな風に思っているかはわかりません。


でも、僕たちが無力感や罪悪感を感じても現地の人達には何も良い影響がないのは事実です。


それに、僕たち人間は、自分が満たされていないと、心から人に優しくできません。


「シャンパンタワーの法則」なんて言いますが、まずは自分のグラスが満たされることで、ようやくそれ以外のグラスを満たせるんです。


だから、世の中が暗い状況の時こそ、自分自身が楽しく明るく居れるようにする。


そうやって自分が健康でいることで、本当に援助が必要な状況に直面した時、すぐにでも動けるメンタルを保っておく。


僕は、これが何よりも大切なんじゃないかと思っています。


ですので、もし今あなたが、「不安」「無力感」「罪悪感」などに心が覆われているのなら、一旦ニュースなどを見るのをやめて、ぜひ自分にとって楽しい事をしてください。


それは決して、「薄情」でも「無責任」でもありません。


自分にできる事をする。できる事がないなら自分を元気にする。


それが、今の世の中に必要な事だと思っています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき