人に何かを伝えたい時は「触れる」ことが大切

​おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


先週の土日は心理学の勉強で東京に2日間出張していました。


僕は心理セラピーのスキルを磨くためにも定期的にこの勉強会に参加しているのですが、今回は少し面白いワークをしたので、それをご紹介しようかなと思います。


そのワークとは、とてもシンプルなんですが、相手に何かをお願いする時、


相手に”触れながら”伝えるか相手に”触れずに”伝えるかでその効果が変わってくる


といったものです。


まるで「合コンテクニック」のような冗談みたいなワークなんですが、実際にやってみると、その違いは歴然でした。


一般的には「女性が男性に」行うと効果があると思われがちですが、実際は男も女も関係ありません。


「女性が男性に」だけでなく「男性が女性に」も効果があり、さらに「大人が子どもに」やってもそれは大きな影響力があります。


つまり、人が人に何かを伝える時、相手に触れながら行うことで、より伝わりやすくなるというわけです。


これは子どもに大事な事を伝える時(例えば「○○はやっちゃダメ」など)も、ただ怒鳴るのではなく、子どもに触れながら伝える方が効果があるということです。


でも、どうしてそんな効果があるのかというと、これは人間の「愛着」という性質に関係しています。


難しい説明は省いて簡単に説明すると、人は人と触れ合うことで「つながり」や「安心感」を感じる生き物なんですね。


ちなみに心理学でいう「愛着」は、「愛情」とは微妙に異なるものです。


日本語だと字が似ていますが、英語にすると「愛着」は「attachment」


直訳すると「付着、連結」などの意味で、要するに「触れる」ということです。


そして「愛着障害」とは、ここが十分に発達していない状態を指します。


つまり、「親に愛してもらえたかどうか?」といった気持ちの問題だけではなく、


親に触れてもらっていたか?(抱っこ、ハグ等)」によって決まるというわけです。


ですので、親がどれだけ子どもを愛する気持ちを持っていも物理的に触れ合う時間が取れてなければ、子どもは愛着の問題を抱えてしまうんですね。


少し話が逸れてしまいましたが、相手に何かを伝える時、特にお願い事や頼み事がある時は


相手に触れながらそれを伝える


これをぜひ試してみてくださいね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき