【AC・トラウマ】「自信がない…」と感じる根本原因と解消法

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こんにちは。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


「自信がない…」


あなたにはそんなお悩みありませんか?
 

  • 何をするにも不安になったり
  • 自分の意見が言えなかったり
  • 大事な場面でひどく緊張したり


「自信がない」と様々な生きづらさを感じてしまうと思います。


そこで今回は、この「自信がない」の”根本原因”と”解消法”をご紹介します。


「自信がない」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで下さいね。

自信がない = うまくいかないイメージをしてしまうこと

まず、そもそも「自信がない」とは、どういった状態なんでしょう?


「自信がない」という言葉は非常に曖昧で、使っている本人ですら何に悩んでいるのかはっきりと理解していないことも多いです。


ですので、まずは何が問題なのかを明確にすることが重要だと僕は考えています。


そして「自信がない」とは、


何かをする時に”うまくいかないイメージ”をしてしまう


といった状態なんです。


例えば、
 

  • 大事な場面で「失敗するイメージ」をしてしまう
  • 意見を言うと「否定されるイメージ」をしてしまう


など、何かをする時に、なぜかいつもうまくいかないイメージをしてしまう状態が「自信がない」状態です。


そしてこの「イメージ」があるから、“恐く”なって“行動できなく”なります。


つまり、このイメージさえ解消できれば「自信がない」も解消できるというわけです。

根本原因は「ビリーフ(無意識の思い込み)」

では、どうしてそういった悪いイメージをしてしまうのでしょうか?


その根本原因は、ズバリ、幼少期の体験で作られた『ビリーフ』にあります。


「ビリーフ」とは簡単に言うと、「思い込み」や「固定観念」といったもの。


そして、人は子どもの頃に何らかの「傷つき体験」をすることで、自分に対する「否定的なビリーフ」が無意識の心に刷り込まれることがあるんです。


例えば、
 

  • 自分はいつも失敗する
  • 自分はどうせうまくいかない
  • 自分は価値のない人間だ


のような「ビリーフ」が無意識の心に刷り込まれると、大人になってからも何をするにも“うまくいかないイメージ”が浮かぶようになってしまうでしょう。


つまり、「自信がない」を解消するには、その根本原因となる「ビリーフ」を解消する必要があるというわけです。

「自信がない」の原因となるビリーフの解消法

ではさいごに、「ビリーフ」の解消法をご紹介します。


「ビリーフ」は無意識の心の奥に刷り込まれているものですので、どれだけ頭や理屈で考えてもどうすることもできません。


ですので、心の奥にまで影響できるイメージワークをご紹介します。


慣れるまでは少し難しく感じるかもしれませんが、ぜひできるまで何度もやってみてくださいね。


それではワークの手順をご紹介します。


これからご紹介するイメージワークはざっくり言うと以下の5ステップです。


①「自信がない」と感じる最近の場面をイメージする
②その場面で感じる感情をひしひしと味わう
③その感情を感じるようになった原体験を特定する
④原体験の場面で感じていた感情を消化する
⑤子どもの頃に作った「ビリーフ」を書き換える


それぞれ詳しく解説していきますね。

①「自信がない」と感じる最近の場面をイメージする

まずは日常の生活の中で、「自信がない」と感じる場面を1つ思い浮かべてみてください。


最近の出来事でもいいですし、思い出せるのなら少し昔の出来事でも結構です。


場面が1つ決まったら、2~3回深呼吸をしてから軽く目を閉じ、その場面をぼんやりとイメージしてみましょう。

②その場面で感じる感情をひしひしと味わう

場面がイメージ出来たら、そこで感じる感覚・感情などをひしひしと味わってみてください。


恐らく、いつもの嫌な感覚が出てきてるのではないかと思います。


そして、その嫌な感覚に勇気を出して意識を向けてみましょう。


それは身体でいうと、どの辺りに強く感じますか?


まずはそこに手を当ててみてください。そして、その感覚を存分に味わってください。

③その感情を感じるようになった原体験を特定する

今、あなたが感じている嫌な感覚こそが、「自信がない」の正体とも言えるものです。


では、その感覚・感情はいつ頃から感じているのでしょうか?


思い出せる範囲でいいので、最も古い体験を探ってみましょう。
 

  • その時のあなたは何歳ですか?
  • 誰と何をしてる時にその感覚を感じていましたか?


その当時の自分に戻ったつもりで、その場面の中にゆっくり身を置いてみてください。

④原体験の場面で感じていた感情を消化する

なんとなく原体験がイメージ出来たなら、その時に感じていた感情を吐き出しましょう。


もし、親や友だちなど誰か相手がいるなら、その人も目の前にイメージしてみてください。


その状態で、
 

  • 「私は腹が立つ」と言ってから、目の前の人に言いたい事を全部言って下さい。
     
  • 「私は悲しい」と言ってから、目の前の人に言いたい事を全部言って下さい。
     
  • 「私は恐い」と言ってから、目の前の人に言いたい事を全部言って下さい。


言いたい事は全部言えましたか?


他にも言い残したことがあれば、せっかくの良い機会なので全部言いましょう。

⑤子どもの頃に作った「ビリーフ」を書き換える

さいごに、目を閉じたままで良いので今の自分に戻ってみてください。


そして、目の前にさっきまで身を置いていたビリーフを作ってしまった当時の自分をイメージしてみてましょう。


その子にどんな言葉をかけてあげれば「否定的なビリーフ」を身につけずに済んだと思いますか?


言ってあげたい事、やってあげたい事をイメージの中で何でも自由にしてあげてください。


また、「否定的なビリーフ」の代わりとなる「肯定的なビリーフ」を伝えてあげてください。


(例)「何かができてもできなくてもあなたは大切で価値のある子どもだよ」等


さいごにイメージの中で、その子を強く抱きしめてあげてください。


そして、そのままその子を胸の中に取り込んでいきましょう。


取り込んだ子どもが身体に馴染んだら、そのままゆっくりと、今いる部屋に戻ってきて目を開けてください。


以上が、ビリーフ解消のためのイメージワークです。

まとめ

いかがだったでしょうか?


イメージワークは慣れるまでは難しく感じると思いますが、何度も繰り返し練習することでどんどん効果はあがっていきます。


また、YouTubeの動画ではこのイメージ誘導をやっていますので、よかったらそちらも見ながら、このワークに取り組んでみてください。(冒頭にリンクを貼っています)


「自信がない」と感じる原因は無意識の心にある「ビリーフ」、つまり『思い込み』です。
 

  • あなたは本当は重要な存在であること。
  • たとえ失敗しても、諦めずに挑戦すれば、いずれできるようになる力があること。


そこを忘れないでくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき