「感情」は「汗」に似ている

​おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。



今日は僕が前々から思っていたことを
話してみようかなと思います。



というのも、自分の中では
めちゃくちゃわかりやすい例だと
感じている話があるんですが、
本当にこれが他の人にとっても
解りやすい例なのか…?



というのがいまいちわからずに、
ずっと僕の中で温めていました。



と、こんな風に前置きをすると
逆にハードルが上がってしまいそうなので、
もう気にせずに言ってしまおうと思います(笑)



それは、



「感情」は「汗」に似ている



ということです。
はい、どういうことか説明しますね。



まず「汗」って不快ですよね?



思い切り運動をしている時など、
気持ちいいと感じる例外はありますが、
基本的には日常生活の中で
汗をかく時って不快だと思うんです。



特に女性はお化粧をするので、
尚更そう感じるんじゃないかと…



(これが不快じゃないとなると
 今日の話は頓挫するので
 とりあえず不快という体で
 読み進めてください笑)



ですが、不快だからといって、
汗は自分の意思で止めることはできません。



どうにかして汗を止めようと、
タオルで汗を拭ったり
うちわ等で扇いだりすると
かえって汗は止まらなくなりますよね。



むしろ何もせずじっとしている方が
汗は各段に早く止まります。




これは汗が出る理由(目的)は
「体温を下げるため」で、
それは「汗が蒸発すること」で
身体から熱を逃がそうとするためです。



そのため、汗が不快だからと
蒸発する前に拭ってしまうと
体温は下がらないので、
汗はまた出続けます。



さらに必死で拭ったり扇いだりすれば、
その動作によって体温が上がり、
またさらに汗が出てくるといった
悪循環にハマってしまうわけですね。



また、もし本当に汗が出なくなると、
人間は自力で体温調節ができなくなるので、
最悪の場合は死に至ります。



つまり、汗は


・不快だけど生きるためには欠かせないもの

・自分の意思ではコントロールできないもの

・抵抗すればするほど止まらなくなり、
 抵抗をやめれば自然に止まっていくもの



ということができます。



そして、この3つの特徴が
「感情」でも全く同じなんです。




感情にはポジティブなものと
ネガティブなものがあり、
ネガティブ感情は基本的に不快です。



しかし、だからといって
感情は自分の意思で止める事ができません。



必要な時に必要なタイミングで、
自分の意思とは関係なく出てきます。



しかし、それを意思の力で
コントロールしようものなら、
どんどん抑圧された感情が膨らみ、
不快感も大きくなっていきます。




逆に、出てくる感情に抵抗せず、
自然な身体の反応に身を任せれば、
やがて自然と消えて生きます。




そして何より、全ての感情には
生じる理由(目的)があり、
それは生きるために
必要不可欠なものなんです。




ここまで色々書いてみて、
やっぱり少しわかりにくいと
僕自身も感じています…(笑)



ですが、もう書いてしまったので、
このまま配信しますが、
僕が何より伝えたい事は、



感情は身体が生きるために、
必要だから生じているもので、
意志の力で無理矢理どうにか
しようとしてしまうと、
当然身体に不調をきたします。



だから世の中の間違った常識や
人間が勝手に作ったレッテルによって
感情に要る/要らないの
選別をしないでください。




全ての不快な感情に対して
敬意を表して受け入れる。




これが幸せに健康に生きるために
必要な事だと忘れないでくださいね。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき