目次
- 0-1-1 ★動画はこちら★
- 1 人といると疲れる人の心理
- 2 人といると疲れる真の原因
- 3 まとめ
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おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
今回は「人といると疲れる」といったお悩みについて解説していこうと思います。
僕の所に来られるクライアントさまはこのお悩みを抱えている方は非常に多いですね。
基本的には優しくて他人に気を遣いやすい人に多い悩みで日本人が抱えやすい悩みの1つです。
ただ、ありがちな悩みとはいえ、実はこれがひどくなってしまうと
- 人といるのが「疲れる」
↓ - 人といるのが「恐い」(対人恐怖症)
という状態になる可能性もあり、あまり軽く考えてはいけない悩みでもあります。
そこで今回は
- 人といると疲れる本当の原因
を解説します。
誰といても自分らしくいたい方はぜひ最後まで読んで下さいね。
人といると疲れる人の心理
まずはじめに、人といると疲れる人の心理について解説しますね。
どうして人といると疲れるのか?
その理由は大きく分けて2つあります。
まず1つ目の理由は『他人に対して気を遣い過ぎている』です。
これは悩んでいる本人も自覚していることが多いですが、
- これを言ったらあの人はどう思うだろう…
- 自分の発言で空気を悪くしてしまわないかな…
- あんな言い方したらあの人傷つくだろうに…
などなど、周りの人が不快にならないよう“自分が気をつけないといけない”と思ってしまっているんです。
ただ、それをしようと思えば
- 周りの人の一挙一動を細かく観察したり
- 次にどう動くべきかを常に考えたり
とにかくやる事が多くて大変なので、その結果「疲れる」というわけです。
次に2つ目の理由ですが、こちらは本人も無自覚の場合が多いです。
それは『周りの人の反応が恐くて身体が強張っている』というものです。
実はこれは1つ目の理由と大きく関係しているんですが、そもそもどうしてそんなに人に気を遣うのかというと、
『自分が気を遣わないと何か嫌な(恐い)事が起こる』
と無意識では思っているからなんです。
実際、もしあなたが気を遣わないと何が起きると思いますか?
- 気の利かない奴だと思われる
- お前のせいで空気が悪くなったと責められる
などなど、悪いイメージが浮かぶのではないでしょうか?
そういった嫌な未来(イメージ)を避けたいために、大変な思いをしてまで周りの気を遣ってしまうんですね。
つまり、周りの気を遣って色々考えすぎているだけでなく、そもそも「恐くて身体が強張っている」から人といると「疲れる」というわけなんです。
人といると疲れる真の原因
ここまで解説してきたように人といると疲れる原因を一言で言うと周りの人に対する「恐怖」です。
僕が冒頭でこの悩みが悪化すると対人恐怖症になると言ったのはこれが理由ですね。
でもどうしてそんなにも周りの人に対して恐怖を感じるのか?
その真の原因は、あなたの「幼少期の体験」にあります。
簡単に言うと、子どもの頃に
「周りに気を遣わないといけない環境にいた」
ということです。
例えば、
- しつけが厳しく気遣いができないと怒られた
- 長男長女で弟や妹の面倒を見ないと怒られた
- お母さんが大変そう(可哀想)でいつも気遣っていた
→気を遣わないとお母さんが死んでしまうと思った
- 夫婦喧嘩が絶えず、自分が家族をまとめないといけないと思った
→気を遣わないと家族が崩壊すると思った
- 気遣いができないことで周りの人から嫌われた(いじめられた)
などの体験をしていると、
『他人(親)に気を遣わないと恐い目に遭う』
のように学習してしまう可能性があるというわけです。
つまり、こういった体験で負ってしまった「心の傷」こそが人といると疲れる真の原因なんです。
まとめ
はい、いかがだったでしょうか?
人といると疲れる人は、子どもの頃から自分よりも他人の事を優先してきた(させられてきた)人です。
周りの人を大切に想う気持ちはとても素晴らしい事なんですが、だからといって他人がどう思うかまではどう頑張ってもコントロールできません。
人がどう思うかはその人自身の問題であり、それを他人が引き受ける事なんてできないんです。
ですので、他人を大切に想いつつも、自分のこともそれ以上に大切にすること。
人といると疲れる人は、まずはそこを意識してみてくださいね。
動画ではそのためのセラピーもご紹介していますので、もし興味がある方はそちらもご覧になってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき