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おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
あなたは「自分さえ我慢すれば、みんながうまくいく」と考えて、つい自分を犠牲にしてしまうことはありませんか?
他人を優先することが美徳とされる場面もありますが、それが度を越すと自分自身を追い詰める結果になりかねません。
そこで今回は、自己犠牲の裏に隠れた心理とその解決策についてお話しします。
他人だけでなくもっと自分を大切にしたい方はぜひ最後までご覧になってくださいね。
自己犠牲を続けると自分が失われていく
自己犠牲は他人のために尽くす行為に見えますが、実は自分自身が損なわれていく行為でもあります。
そして自己犠牲が習慣化してしまうと
- 自分の意見を言えず、いつも他人に合わせてしまう。
- 「ありがとう」と感謝されないと、虚しさや怒りを感じる。
- 心身の疲れが取れず、モチベーションが低下する。
- 周囲の人間関係に不満を抱くが、それを言葉にできない。
などの悩み・生きづらさを抱えるようになり、やがて自分の気持ちに正直に生きることが難しくなってしまうでしょう。
自己犠牲をしてしまう本当の原因とは
でもいったいどうして自己犠牲をしてしまうのでしょうか?
その背景には、幼少期の経験が関係している場合があります。
たとえば、親からの愛情を得るために「良い子」でいなければならなかったり、兄弟姉妹を優先するよう求められたりした経験があると、大人になってもその行動パターンが残ることがあります。
また、他人を助けたり優先した時だけ親が褒めてくれるような環境で育った子どもは≪他人を優先することが自分の価値だ≫という思い込みが根付いていしまう場合もあります。
これは逆に言うと≪他人を優先できない(自己犠牲できない)自分には価値がない≫という意味でもあります。
そのため、自分を犠牲にすることがそのまま自分の存在価値だと誤解している人も多く、そういう人は「自己犠牲せざるを得ない」状態になっていると言えるんです。
自己犠牲をやめて自分を大切にする方法
ではこういった状態を抜け出して自己犠牲をやめるにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは自己犠牲を手放して自分を大切にするための解決策をいくつかご紹介しますね。
1.自分の気持ちを認識する
毎日、自分の感情に注意を向ける時間を持ちましょう。
「今、自分は何を感じているのか」「本当はどうしたいのか」と自問することで、自分の本音に気づけるようになります。
そしてそれに気づけるようになったら、意識的にその気持ちを優先してみてください。
あくまでトレーニングのつもりで、少しずつ自分を優先してみましょう。
2.境界線を設ける
他人からの要求にすべて応えるのではなく、自分ができる範囲を明確にしましょう。
「ノー」と言う練習をすることで、自分の時間やエネルギーを守ることができます。
自分にも他人にもそれぞれ「心の敷地」があるようなイメージをしてみてください。
- 自分が相手の敷地に入りすぎていないか?
- 逆に相手が自分の敷地に入ってきすぎていないか?
普段からそれらを意識して人と関わってみましょう。
3.感謝や見返りを期待しない
自己犠牲をすることで他人から感謝されたいという思いがある場合、その期待を手放す努力をしましょう。
相手の反応ではなく、自分の価値観で行動を決めることが大切です。
「もし相手に感謝されなかったとしてもこれはやりたい行動なのか?」
そんな風に自問自答してから、行動するかどうかを決めるのもおすすめです。
少しずつ自分の感情を優先してみよう
自己犠牲は一見他人のための行動のように思えますが、実は自分を追い込む原因となる行動です。
ですが、自分の感情に向き合い無理をしない選択を増やしていく事ができれば、心身ともに健やかな毎日は取り戻せます。
一歩ずつ、小さな変化でいいので、自分らしい人生を歩むことに挑戦してみてくださいね。
なお、自己犠牲の原因となるような思い込みを心理学用語では「ビリーフ」と言います。
ライフチェンジセラピーでは、この「ビリーフ」を書き換える事でアダルトチルドレンの解消をサポートしています。
もしあなたが自己犠牲に悩み、自分をもっと大切にしたいと感じているなら、ぜひ一度ライフチェンジセラピーの初回体験セッションにお越しください。
セラピーを通じて自己犠牲の原因を一緒に探り、より自由で幸せな生き方を見つけるお手伝いをいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき