おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
先日、カウンセリングの中で、クライアント様からこんなご相談をいただきました。
「辛いことがあると、いつまでもそれを引きずって、なかなか立ち直れなくなります。どうしたら良いんでしょうか?」
「大丈夫!辛くない!」と自分に無理矢理言い聞かせてみたり。
物事のポジティブな側面を探して、頑張って捉え方を変えようとしてみたり。
とりあえず身体を動かすことで、忘れようとしてみたり……。
そんな風に自分なりに立ち直ろうとしているのに、結局、ふとした瞬間にまた辛い気持ちが甦って苦しくなる。
あなたにも、そういった経験はないでしょうか?
今日はそんな状態から立ち直るシンプルな方法を解説していきますね。
ポジティブ思考では立ち直れない時がある

早速ですが、そのシンプルな解決方法をご紹介します。
それはーー
『ちゃんと落ち込む(悲しむ)こと』
です。
もちろん、前向きになろうとすること自体はとても大切で、それが効果的な場面もたくさんあります。
でも、辛さの度合いによっては、ポジティブ思考や気分転換だけでは、どうしても立ち直れない時がやっぱりあるんですよね。
そんな時は、無理にポジティブになろうとせずに「その辛さを正面から受け止めること」。
そして何より大切なのは、『落ち込む(悲しむ)自分を、絶対に否定しないこと』なんです。
「落ち込む」と「自分を責める」は全くの別物

ただ、こうやって「落ち込むことが大事ですよ」とお伝えすると、「いえ、私めちゃくちゃ落ち込んでます!」と仰る方がいます。
でも、よくよくお話を聞いてみると、実は落ち込んでいるというよりも、『ただ自分を激しく責めているだけ』という場合がほとんどなんです。
ここ、とても間違えやすいのですが……。
「落ち込む」と「自分を責める」は、まったくの別物です。
僕が言う「落ち込む」とは、「自分の辛い感情を受容してあげる」という意味。
イメージとしては、泣いて落ち込んでいる小さな子どもに対して、
「ほら、頑張って!」と無理に励ますのではなく
「なんでそんなことで泣いてるの!」と責めるのでもなく
ただ黙って抱きしめて、「辛かったね」「悲しいよね」と、その気持ちを丸ごと受け止めてあげる
そんな関わり方を自分自身にやってあげるイメージです。
悲しみは、辛い出来事と「お別れ」するための感情

そもそも、僕たち人間にとって「悲しい」という感情は、辛い出来事と『訣別(お別れ)』するための感情です。
つまり、立ち直るために「必要だから」落ち込む(悲しむ)のであって、そこに「良い/悪い」はありません。
- 疲れたら眠る。
- 体温が上がれば汗をかく。
それらと同じで、自然な生理現象だと思ってください。
人が眠らなくなったり汗をかかなくなってしまえば、やがて身体に異常をきたすのと同じ。
辛い出来事があっても「悲しまない(落ち込まない)」と、やがて心身に異常をきたしてしまいます。
だから、辛いことがあった時は素直に落ち込むこと。そして、そんな自分を絶対に否定しないこと。
あなたがいつまでも立ち直れない時、そんな自分を責めたりしていませんか?
『責めるのではなく、ただ落ち込む(悲しむ)』
まずは、これだけでも意識してみて欲しいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき


