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こんにちは。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
「自信がない…」
あなたはそんな風に悩んでいませんか?
この悩みは日本3大お悩みと言ってもいいくらい、多くの方が一度は悩んだことがあるものかと思います。
ただ、それと同時に、「自信」という言葉は非常に曖昧で具体的に何に困っているのかは人によって本当に様々です。
そこで、今回はこの「自信がない」の原因となりやすい心の傷3選をご紹介します。
「自信がない」と悩むことが多い方は、同じような心の傷を抱えていないか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【心の傷①】親に否定されてばかりいた
まず、個人的に最も多いと思うのが「親に否定されてばかりいた」という心の傷です。
これは比較的イメージしやすいんじゃないでしょうか?
子どもの頃に親から「お前はダメだ」などと否定されてばかりいると、子どもは「自分はダメな人間だ」と学習してしまいます。
というのも、人のセルフイメージというのは、元を辿れば「親が自分をどう思っていたか?」によって決まります。
つまり、小さい頃に親から「あなたは大切な子だよ」というメッセージを受け続ければ、「自分は大切な人間だ」と思うように。
「あなたはダメな子だよ」というメッセージを受け続ければ、「自分はダメな人間だ」と思うようになるんです。
そして「自分はダメな人間だ」というセルフイメージがついてしまった人は、何をするにも「ダメな自分にできるはずがない」と思いやすくなります。
その結果、「自信がない」に繋がってしまうというわけです。
なお、ここでいう親からのメッセージとは「言葉(言語的メッセージ)」よりも「態度(非言語的メッセージ)」の方が子どもに強く影響します。
小さい子どもは、まだ脳の言語を司る部分が十分に発達していないので、非言語の方が理解しやすいというわけですね。
【心の傷②】親が過保護・過干渉だった
次に、よくある心の傷が「親が過保護・過干渉だった」というものです。
ここでいう「過保護・過干渉」とは、
- 親が何でも先回りしてやってしまう
- 親が子どものやること全てに口を挟んでしまう
などを表しています。
こういった環境で育った子どもは、「自分だけの力では何もできない」「やりたいようにやるのはいけないことだ」等と学習してしまうんです。
すると大人になった時に
- 自分の力ではできないと感じる
- 誰かの指示がないと不安になる
- 自由にやっていいと言われると不安になる
などの心理状態になりやすく、その結果、「自信がない」に繋がるというわけです。
なお、過保護・過干渉の中でも“子育てが生きがいになっているタイプ”の親の場合、子どもはそれすらも敏感に察知します。
そして、「お母(父)さんのためにも自分は子どものまま(できないまま)でいなきゃいけない」と学習してしまうケースもあるんです。
そういった思い込みを作ってしまった場合も、大人になってから「自分にはできない」と感じやすく、「自信がない」にも繋がってしまいます。
【心の傷③】親が自分に無関心だった
最後は「親が自分に無関心だった」という心の傷です。
これは2つ目のケースとは真逆のケースと言えます。
どうしてこれが「自信がない」に繋がるのかというと、人(子ども)は自分の成長を誰かに喜んでもらうことではじめて、成長に喜びを感じられるようになります。
そのため、自分が成長したり、何かができるようになった時に誰も喜んでくれない(無関心)状況が続くと、その子は自分の成長に意義や喜びを感じられなくなるんです。
それどころか、「自分は成長しては(何かができるようになっては)いけない人間だ」と思い込む場合もあります。
そういった子どもは、大人になってからも自分が何かをできるようになるイメージを持つことができなくなります。
その結果、「自分にはきっとできない(=自信がない)」と思ってしまうわけです。
なお、親の無関心は「自分は成長してはいけない」という思い込みだけに留まらず、「自分は存在する価値がない」とさえ思ってしまうこともあります。
そんな風に思ってしまった子どもは、大人になってから希死念慮を感じやすくなり、うつ病になるリスクも非常に高くなります。
それだけ親の無関心は、子どもに対して恐ろしい影響を与えてしまうんです。
心の傷を解消すれば悩みも解消される
いかがだったでしょうか。
人の悩み、特に“長年にわたって繰り返す”ような悩みの根本原因は、幼少期に負った「心の傷」にあります。
そして、この「心の傷」を解消しない限り、この先も”相手”と”場所”を変えながら、何度も同じ悩みを繰り返し続けてしまうんです。
しかし、悩みの根本原因となっている「心の傷」を解消すれば、その悩みも本当の意味で解消することができます。
ですので、
- 悩みの原因となる「心の傷(傷つき体験)」は何なのか?
- その時に本当に欲しかったものは何なのか?
まずは、これらに気づき、子どもの頃に満たされなかったものを今からでも満たしてあげることを意識してみてください。
そうすれば、人はいつからでも何歳からでも、過去の心の傷を癒やすことができるんです。
だから、今がどれだけ苦しくても、絶対に諦めないでくださいね。
どうしても自力では難しい場合、よかったら一度、体験セッションにもお越しくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき