おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
時々、クライアントさまからこんな質問をいただくことがあります。
「薬を飲んだ方がいいですか?それとも飲まない方がいいですか?」
確かに、お医者さんの中には
「心理療法(カウンセリング等)なんて意味がない!」
のように言う人もいますし、逆にカウンセラーの中には、
「薬なんて絶対飲んじゃダメ!」
のように言う人もいますよね。
これって、結局どっちが正しいの…?
と疑問に思うのもまぁ不思議ではありません。
そこで冒頭の質問に戻りますが、僕はこういった質問を受けた際は、
『自分が楽になる方を選んでください』
のようにお答えしています。
つまり、「薬」と「心理療法」のどっちがいいのか?については、『人によって様々なので両方大事』という考えです。
というのも、現在の世の中では「万能な薬」はありませんし、かといって「万能な心理療法」も同じく存在していません。
これから先の未来でどちらかが誕生する可能性はありますが、今のところはどちらもないんです。
そして、心の問題というのも本当に千差万別で、
「薬を飲むだけで良くなる」ケースもあれば、「薬は効かないが心理療法で良くなる」ケースもあり、
他にも、「心理療法は効かず、薬でも完全な治療は難しい(薬を飲み続けて症状を抑えるしかない)」なんてケースも残念ながらあります。
ちなみに僕の個人的な見解としては、
- 症状が軽いなら薬が一番手っ取り早い
- 症状が重い場合は心理療法ではどうもできず、薬で症状を抑えるしかない
- その中間は薬よりも心理療法が有効
のように考えています。(あくまで僕の私見です)
とはいえ「この症状ならどっちが良い」のように厳密に定義されてるわけではないので、やはり最終的には
『自分が楽になっているかどうか?』
等の身体の感覚を敏感に察知し、それを元に判断していくしかないと思っています。
そして、何より今日僕がお伝えしたいのは、『世の中には良くも悪くも”絶対”なんてない』ということ。
“絶対”治せる方法はありませんが、かといって医者やカウンセラーの言い分を”絶対的なもの”と捉えなくてもいいんです。
もし自分の中で納得できない答えなら、他の人(セカンドオピニオン)を求めることも大事だと思いますので、まずは自分の中にある感覚を何よりも大事にして判断して欲しいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき