おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
「どうして人との距離感がうまく取れないのだろう?」
そんな風に悩むことはありませんか?
実はその原因が親との関係にある可能性があります。
親子関係は私たちの人間関係の土台を形成するほど重要なものなんです。
そこで今回は、親との関係が現在の人間関係にどのような影響を与えるのかを探り、解決策を考えてみましょう。
親との関係が現在の人間関係にどう影響を与えるのか?
僕たち人間は生まれてから大人になるまで(脳が成熟する18歳前後まで)
- この世界はどんな所で
- 自分はどんな人間で
- どうすれば安全に生きていけるのか?
等を自身の体験を元に学習していきます。
これは動物としての生存本能で、僕たちは幼少期の体験を通して「生き方」を学んでいくんです。
そして基本的に「親」は初めて接する他人であり、親との関係性はそのまま人間関係のベースになっていきます。
例えば、親がとても厳しい人でいつも厳しい言葉を受けながら育った場合、≪自分はダメな人間≫で≪他人は危ないものだ≫と学習する可能性があります。
そうすると、大人になってからも他人に対して警戒するようになったり、自分に自信を持てず委縮してしまうようになるでしょう。
他にも、親が過保護な人で何でもかんでも代わりにやってもらって育った場合、≪自分は一人では何もできない人間≫で≪他人は自分を助けてくれるものだ≫と学習するかもしれません。
そうすると、良くも悪くも相手に助けを求めてばかりの関係を築くようになり、場合によっては他人に依存する生き方を身につけてしまう可能性があります。
また、親が自分に無関心だった場合は、≪自分は無価値な存在≫で≪他人は自分に関心がない≫のように学習してしまうでしょう。
そうすると、大人になってからも自分の存在意義を見出せなかったり、他人と一切関わらないような生き方を選んでしまう可能性が高くなります。
このように、幼少期の親との関係は大人になってからの人間関係にダイレクトに影響を与えてしまうケースが非常に多いんです。
アダルトチルドレンの人が新しい人間関係を築く方法
じゃあアダルトチルドレンの人が過去のしがらみから解放されて、新しい人間関係を築くにはどうしたらいいんでしょうか?
まずは自分の人間関係のパターンを振り返り、親との関係がどのように影響しているのかを理解することが大切です。
そのために次のステップを試してみてください。
1.自分のパターンを知る
まずはこれまでの人間関係で困った事や悩んだ事を振り返りましょう。
可能な限り昔まで記憶を遡って、今までの人間関係の悩みを全て書き出してみてください。
そして書き出した内容を客観的に見て、共通するパターンを探ってみてください。
ほとんどの場合、人間関係の悩みを抱える人はいつも決まったパターンを繰り返しています。
そういった自分にとってのうまくいかない人間関係のパターンを見つけましょう。
2.自分の感情を吐き出す
うまくいかない人間関係のパターンが見つかったなら、恐らくそれはあなたが親との間で繰り返していたパターンと同じはずです。
思い出せる範囲で良いので親との間でやっていた嫌なパターンを思い出し、その時の感情を全て紙に書きだしましょう。
悲しい気持ちや腹が立つ気持ちなど、その紙は誰にも見せないつもりで嫌な感情を全て吐き出しましょう。
3.理想の人間関係に挑戦する
当時の辛い感情を全て吐き出せたなら、本当はどんな人間関係を築いていきたいのかを考えましょう。
当時のパターンは過去に捨て置いて、これからあなたが望む理想の人間関係(他人への関わり方)を考えて紙に書き出してみてください。
そして、それを少しずつで良いので現在の人間関係において挑戦してみましょう。
いきなり、大きなことはやらなくていいので小さな一歩から始めてみてください(例えば、人と話す時は笑顔で話すとかでもOK)
世の中には親とは全く違うタイプの人がたくさんいる
僕たちは子どもの頃に学習した「生き方」を大人になってからも正しく守って生きています。
そして幼少期の親との関係は、そのまま現在の人間関係の基盤となっています。
そこに悩みや問題を抱えている場合、まずはその影響を正しく理解して適切に対処することが大切。
そうすれば、どんな人でも必ずいつかはより良い人間関係を築くことができるようになります。
そして忘れないで欲しいのは、世の中には親とは全く違うタイプの人がたくさんいるということ。
まずは一歩ずつ、自分らしい人間関係を取り戻していきましょうね。
もしあなたが、過去の親との関係を解消して新しい人間関係を少しでも早く築けるようになりたいと感じているなら、ぜひ一度ライフチェンジセラピーの初回体験セッションにお越しください。
セラピーを通じて、自分の思い込みや行動パターンに気づき、それを根本から解消するお手伝いをいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき