すぐ「できない」と思うのは○○が原因かも?

こんにちは。
心理セラピストの大野貴之(おおのたかゆき)です。
 

  • 何かに取り組む時、すぐに「自分にはできない」と思ってしまう
     
  • そもそも「どうせやってもできない」と思って何もやる気がしない


あなたにはそんな悩みはありませんか?


実は僕自身もコーチングやカウンセリングと出会うまではずっとこんな風に思っていて、自分の人生を完全に諦めていました。


そして自分はこういう性格だからもうどうしようもない…と自分を変えることすらも完全に諦めていたんです


ですが実はこれ、性格や人格に問題があるわけではなく『学習性無力障害』といった病気の可能性があります。


この記事では、「学習性無力障害」の概要とその克服方法についてご紹介します


すぐに諦めてしまう自分を変えたいと思う方は、ぜひ最後までご覧になってください。

学習性無力障害とは

「学習性無力障害」とは、長期間にわたって抵抗できないストレスを受け続けているうちに「自分にはどうすることもできない」と学習してしまう現象です。


また、一度この状態になってしまうと、その後本当はどうにかできる状況に変わったとしても何もしようとしなくなってしまいます

サーカスの象は逃げようとしない

学習性無力障害を説明する際によく引用される話として「サーカスの象」の話があります。


サーカスの象は、子どもの頃に逃げ出さないよう鎖につながれてしまいます。


もちろん最初はとても抵抗しますが、子どもの象の力ではその鎖をひきちぎることはできず、やがて抵抗するのを諦めてしまうんです


そして月日が経ち、大人になった象は子どものころと比べものにならないほど大きな体になります。


当然力も強くなり、その気になれば繋がれた鎖を引きちぎることも簡単にできるでしょう。


しかし、大人になってもこの象は抵抗しません


本当はもう鎖を引きちぎる力はあるのに、子どもの頃に「できないと学習してしまった」ために、大人になってからも抵抗することはないんです


これが「学習性無力障害」です。

幼少期の環境次第で誰にでも起こりうる

「学習性無力障害」は動物だけでなく、僕たち人間にも起こりうる問題です。


例えば、
 

  • 親に叱られてばかりで褒めてもらえなかった
  • 親にいつも「お前はダメだ」と言われていた
  • 親の言うことは絶対で自分の話は聞いてもらえなかった


などの環境で幼少期を過ごすと、やがてその子どもは「自分は何もできない」「自分の話は聞いてもらえない」のように学習してしまいます


そうするとその子どもは、大人になってからも
 

  • どうせ自分にはできない
  • どうせ自分はわかってもらえない


と思うようになってしまうんです。

学習性無力障害を克服する方法

学習性無力障害は子どもの頃の経験が、大人になってからも長く影響してしまう恐ろしい現象です。


でも安心してください。これは大人になってからでも克服できます。


そのためには、僕は大きく分けて以下の2つのステップが必要だと考えています。
 

  1. 幼少期の「心の傷」を解消する
  2. 小さな目標を達成して「できる」感覚を育てる


それぞれ詳しく解説していきます。

幼少期の「心の傷」を解消する

子どもが「自分にはできない」と学習してしまう背景には、実は無意識の心に負った「心の傷」が深く関係しています。


というのも、子どもは本来、
 

  • 愛されたい
  • 色々なことがうまくできるようになりたい
  • 自分の気持ちを自由に表現したい


などの感情欲求を持っています。


しかし、これが適切に満たされない場合、その子どもは無意識の心に「心の傷」を負ってしまうんです


そして、そんな辛い思いを二度としたくないと思い、子どもは様々なことを学習します


「自分にはできない」と学習してしまうのも、その背景にはできない思いをして深く傷ついた「心の傷」が隠れているわけです。


それは言い換えると、「心の傷」があるうちはどれだけ理屈で「本当はできる」と理解しても、心の底からそれを信じられない(信じると心の傷が開く)ということ。


つまり、学習性無力障害を克服するには、まずこの「心の傷」を癒やして解消する必要があるんです。

小さな目標を達成して「できる」感覚を育てる

しかし、「心の傷」を解消するだけで「自分にはできる」とすぐに思えるようになるわけではありません。


「自分にはできない」といった気持ちは解消できても、やはり実際に「できた」体験がないと「自分にもできる」とは思えないでしょう


ただ、ここで多くの方が誤解していることがあります。


それは、この「できた」体験とは、必ずしも大きな成功である必要はないということ。


多くの人は大きな成功をしないと自信はつかないと思って諦めてしまいますが、実は成功に大小は関係なく、小さな成功でも数を重ねれば「できる」感覚を育てられるんです


つまり、「心の傷」を解消した後はいきなり大きなことに挑戦するのではなく、まずは小さな目標を何度も「できた」体験を重ねることが大切なんです。

あなた本来の力を取り戻して幸せな人生を生きよう

サーカスの象の話でもわかるように、学習性無力障害の恐い所は「本当はできることもできないと思ってしまう」所です。


もしかしたら今のあなたは「自分はダメな人間だ」「自分には能力がない」などと思っているかもしれません。


しかし、それは「学習性無力障害」のせいであり、本当のあなたの力はあなたが思っているよりも大きなものなんです。


ぜひあなたも本来の力を取り戻し、あなたらしい幸せな人生を生きてくださいね。


ちなみに僕の提供している『ライフチェンジセラピー』では、
 

  • 「心の傷」を解消するカウンセリング
  • 「できる」感覚を育てるコーチング


を兼ね合わせたセラピーを行っています。


もし、自力ではできないと感じるなら、ぜひ一度体験セッションにお越しください


どんなあなたでも絶対に否定せず、安心安全のサポートをすることをお約束します(^^)


体験セッションの詳細はこちら⇒


最後までお読みいただきありがとうございました。


心理セラピスト 大野貴之