「頑張る」と「楽しむ」を両立する3つのポイント

こんにちは。
心理セラピストの
大野貴之(おおのたかゆき)です。


アダルトチルドレンの生きづらさを感じる方は、何事も頑張りすぎてしまって楽しむのが苦手という人が多いです。


実は僕自身もそうだったんですが、「頑張る」と「楽しむ」が相反することのように感じて、両立なんてとても無理だと思っていました。


もちろん頑張ることはとても大切ですし、頑張るべき時にちゃんと頑張れる人は素晴らしいと思います。


ただ、幸せを感じるためには、やっぱり頑張るだけではなく楽しむことも同じくらい大事なんですよね。


そこで今日はどうしても頑張りすぎてしまう人に向けて「頑張る」と「楽しむ」を両立する3つのポイントを解説していきます。

【ポイント①】 他人と比べない

まず1つ目のポイントですが、何よりも大事なのは「他人と比べないこと」です。
 

  • あの人はこれくらいやってるから
  • 普通の人はこれくらいやって当然
  • こんなの頑張ったうちに入らない


こんな風に考えてしまうと、どうしても周りが気になってしまい自分のペースを保てなくなります。


本当は休みたい時にもやらないといけないと感じたり、自分がやりたくないことまでやらないといけない気持ちになったり…


そうして気がつけば、最初は楽しんでやっていたこともいつの間にか苦しい”作業”になってしまいます。


こうならないためには、他人と比べたりせず自分のペースをちゃんと保つこと。


そして、『自分がやりたいから頑張ってる』状態をキープすることが何よりも大切なんです。

【ポイント②】「恐怖」ではなく「願望」を原動力に

人が行動する時の動機(原動力)となるものは、実は次の2つしかありません。
 

  • 快を求める
  • 不快を避ける


つまり、何かを得たい(欲しい)から頑張るか、何かを避けたいから頑張るかのどちらかです。


しかし、楽しむのが苦手な人は「不快を避ける」が原動力になっている場合がほとんど。
 

  • 頑張らないといけない
  • 頑張らないと大変なことになる


こういった「恐怖」が頑張るための原動力になってしまってるんです。


確かにこれでも頑張ることはできますし、短期的には大きなエネルギーにもなると思います。


しかし、「恐怖」を避けるために頑張り続けるのは大きなストレスを伴うので、どこかで限界が来てしまうんです。


だから長期的に頑張り続けたい場合は、
 

  • 頑張るといいことがある
  • 頑張ると欲しいものが手に入る


のように「願望」を原動力にするのが大切なポイント。


自分はどうして頑張っているのか?何のために頑張っているのか?


一度そこを考えてみると、忘れていた「願望」に気づけるかもしれないですね。

【ポイント③】とにかく楽しむことを意識する

実は「頑張る」と「楽しむ」を両立できている時は、頑張ってる感覚がない事が多いんです。


本人はただ楽しくてがむしゃらにやっていただけで、その姿が周りからは頑張ってるように見えるだけだったりします。


でも実はこれこそが理想の状態なんです。


本人はただ楽しんでるだけなのでストレスはほとんど感じませんし、でも周りからは頑張ってるように見える程行動しているので結果も伴ってくるわけです。


ということは、「頑張ると楽しむを両立しようとする」のではなく『どうすれば楽しくできるか?』を意識し続ければいいってこと。


これは「嫌なことをしない」という意味ではなく「嫌なことも楽しんでやるには?を常に考える」という意味です。


これがうまく実現できると、結果的に「頑張る」と「楽しむ」を両立することができるでしょう。

まずは自分が「楽しむこと」に許可を出そう

以上が「頑張る」と「楽しむ」を両立する3つのポイントです、いかがだったでしょうか。


ただ、これら3つのポイントと同時にもう一つとても大事なことがあります。


それは、「自分自身が楽しむのを許可する」こと。


というのも、実は楽しむのが苦手な人のほとんどは、無意識レベルでは、


「楽しむのはいけないこと」

もしくは

「苦労した後でないと楽しんではいけない」


のような間違った思い込みを持っていることが多いです。


だから、まずは自分自身に「楽しんでもいいんだよ」と許可を出してあげてください。


それができた上で、この3つのポイントを意識すれば、自然に楽しみながら頑張ることができるようになるはずですよ。


もし、どうしても自分に許可を出せない場合は、何らかの「心の傷」が影響している可能性が高いです。


まずはその「心の傷」を癒やすことからはじめてみてくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございました。


心理セラピスト 大野貴之