子どもの「自信がない」が起こる仕組みとは

こんにちは。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


子どものことで悩むお母さんからの相談でとても多いと感じるのが、
 

  • 子どもが「自信がない」んです。


というものです。


これは子どもだけでなく、もはや国民病と言ってもいいほど、大人であっても多くの人が抱える悩みの一つだと思います。


ただ、そうは言っても、生まれたての赤ちゃんは「自信がない」なんて思うことはありませんよね。


ということは、どんな人でも、生まれた時は自信があったのに、いつの間にか自信をなくしたということなんです。


では、どうして子ども(人)は「自信がない」という状態になってしまうんでしょうか?


今回はこの「自信がない」について深掘ったお話をしたいと思います。


子ども、もしくは自分自身が「自信がない」と悩んでいる方はぜひ最後までお読みください。

「自信がない」とは何か?

「自信がない」という言葉は子どもから大人まで幅広く使われますが、実はとても曖昧な言葉です。


そもそも「自信」というものもよくわからないし、何があれば「自信がある」となるのかも人によって異なるでしょう。


つまり、子ども一人一人にとって、「自信がない」の意味は変わってくるということです。


そのため、まずは子どもにとって「自信がない」とはどういった気持ちなのか?


これをしっかりと聞いてあげることが重要です。


ただ、それでは話が進まないので、今日は「自信がない」の理由として最も多い「失敗が恐い」を例に見ていきましょう。


多くの子どもは(大人であっても同じですが)「失敗が恐い」から「自信がない」と感じるわけです。


では、「失敗が恐い」のはどうしてなのか?


次はそこを深掘っていきます。

どうして「失敗が恐い」と感じるのか?

これは大人も子どもも人間なら共通することですが、「恐い」という感情はこれから起こる未来に対して生じる感情です。


どれだけ恐ろしい出来事も、一度起きてしまえば「恐かった」と過去形になります。


その後もまだ恐いと感じるのであれば、それは「また同じことが起きたらどうしよう」と未来を想像して恐くなっているわけです。


つまり、「失敗が恐い」とは「失敗すると起こる”何か”」を想像して恐くなっているということなんです。


では「自信がない」という子どもは失敗した後に”何が起こることを想像して”恐くなってるんでしょうか?


表面的な理由は、これもまた一人一人異なる理由があるでしょう。


「親に怒られる」「先生に怒られる」「友だちにバカにされる」など人によって色んな理由があるはずです。


ただ、深層心理的な理由を見ていくと、実はある共通したものがあります。


子どもが心理的に最も恐れること、それは「親に愛されなくなる」ことです。


そして「失敗が恐い」と思う子どもは、「失敗すると親から愛してもらえなくなる」と心の奥で思い込んでいることが多いんです。

原因は《失敗した自分には価値がない》という思い込み

では、どうして子どもは「失敗すると親から愛してもらえない」のように思い込んでしまうのでしょう?


小さい時に親からそんな風に言われたのでしょうか?


実は、一概にそうだとは言えません。


実際に、「こんなこともできない子はうちの子じゃありません!」のように言われて、そう思い込んでしまった子もいるでしょう。


ただ、小さい子どもは言語的なメッセージよりも非言語的なメッセージの方が強く影響を受けます。


そのため、言葉ではそう言わなくても、そういった「態度」を取ることで子どもが思い込む可能性もあるんです。


例えば、
 

  • 何かがうまくできた時は優しいが、失敗すると厳しい態度を取られた
  • 何かに失敗した時に、とても残念そうな顔をしたりため息をつかれた


のような態度の親を見ることで、《失敗する自分には価値がない》と思い込むことは十分に起こり得るんです。


もちろん親としては、そんなこと思ってないと強く言いたいでしょう。


ただ、そういった態度が意識的・無意識的に現れるのだとしたら、それは心の奥ではそういった思いが少しはあるということ。


もしくは、親自身が子どもの頃にそう育てられており、同じ思い込みを持っているのかもしれません。


そして、子どもはそういった「非言語メッセージ」を鋭く読み取ってしまうんです。

《失敗してもあなたには価値がある》と伝えることが大事

子どもの「自信がない(失敗が恐い)」を解消するには《失敗する自分には価値がない》などの思い込みを解消する必要があります。


それはつまり、《たとえ失敗しても自分には価値がある(失敗しても愛される)》と思えることが重要なんです。


そして、それはただ言葉で伝えるだけでは不十分。


ここでもやはり、非言語メッセージの方が子どもに与える影響は大きいんです。


つまり、子どもが「自分は失敗してもちゃんと愛されてる」と言葉だけでなく態度からもそれを「実感」する必要があるということです。


たとえ何かがうまくできてもできなくても、あなたは価値のある存在なんだよ


まずは親が子どもに対して心からそう思うこと、そしてそれを言葉と態度でしっかりと子どもに伝えること。


これらを意識して子どもと関わり続ければ、いずれ「自信がない」は解消していきますよ。


最後までお読みいただきありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき