好きな事を見つけるために大切な3つの考え方

こんにちは。
心理セラピストの
大野貴之(おおのたかゆき)です。


心理セラピストとして活動していると、「好きな事、やりたい事がわからない」といったご相談を受けることがよくあります。


僕自身もずっと周りに合わせて生きていて自分の好きな事や、やりたい事を考えるのが苦手だったので、この気持ちはよくわかるんですよね。


ただ、自分もそうだったからよくわかるんですが、「好きな事、やりたい事がわからない」という人は、そもそもの考え方に大きな間違いがあるんです。


今日はそんな「好きな事を見つけるために大切な3つの考え方」について解説します。


もしあなたが同じような悩みを抱えているなら、ぜひ最後までお読みください。

「好き」は主観的で非論理的な欲求

まず、最も大切なことですが、「好き」というのは“主観的”な欲求です。


つまり、自分の中から自然に湧き上がってくるものであって、他人に教えてもらうものではないんです。


どれだけ多くの情報をインプットしたからといって、それらは”客観的な情報”でしかありません。


それがきっかけに自分の欲求に気づく場合もあるとは思いますが、どちらかというと、主観と客観が入り乱れて余計にわからなくなることの方が多いでしょう。


また、もう一つ大事なポイントがあります。


それは、「好き」というのはあくまで感情的で非論理的なものだということ。


要するに、「自分は〇〇だから××が好きなはずだ」のように論理的な答えが出るとは限らないわけです。


まとめると、「好き」というのは“主観的”で”非論理的”な欲求なんです。


だから、客観的な情報をどれだけ仕入れても、頭を使ってどれだけ論理的に考えても、「好き」を見つけるのには役立ちません。


これが、多くの人が誤解している「好き」の大前提です。

「見つけ方」より「欲求を止めているもの」を探す

じゃあどうすれば「好き」を見つけられるんでしょう?


前述の通り、「好き」とは自分の中から自然に湧き上がってくる欲求です。


つまり、「好きの見つけ方がわからない」のではなく、「本来あるはずのものが見えなくなっている」と考えてみてください。


それに、そもそも「好き」は非論理的なものですので、論理的に決まった「見つけ方」なんてものもありません。


ですので、『何が自分の欲求を止めてしまっているのか?』を探すのが大事なんです。


「他人」「世間」「常識」「普通」「理屈」「正解」などなど…


あなたの欲求を止めているものは一体何でしょう?


まずはそれを探してみてくださいね。

実現方法は最後に考える

最後にもう一つ大切な考え方があります。


それは、「好き」の実現方法は最後に考えるということです。


というのも、本当は好きな事がわかっているけど、それをやる時間/お金/自信がない…等の理由で、無意識にそれを除外してしまっている人も多いんです。


また、そうでなくても「今の自分に実現できること」という考え方をしてしまうと、それが制限となって欲求の幅を狭めてしまうこともあります。


だから、まずはできる/できないは一旦横に置いておいて、まっさらな状態で自分の欲求と向き合うこと。


そして、自分が心から望んでいるものがはっきりしてから、それを実現するための方法を考えればいいんです。


こんな風に、まずゴールから考える思考法は目標達成などにも応用できる非常に大切な考え方ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

自分の人生は自分の好きなように創っていい

「好き」という欲求は本来誰にでも自然にあるものなんですが、それがわからないという悩みを持つ方は非常に多いです。


僕たち現代人のほとんどは、小さい頃から親、学校、社会など、他人の価値観に従うことを学んで育ってきました。


だから大人になってから急に自分の欲求と言われても、わからなくなるのはある意味仕方ないんですよね。


もちろん、他人の価値観に従うことが悪いというわけではありませんし、それが必要な場面はたくさんあります。


ただ、幸せに生きていくためにはそれ以外のやり方もあるんだということ。


自分の人生は自分の好きなように創っていいんだということを、今一度、思い出していただきたいなと思います。


あなたが本当に好きだと思うことは何ですか?


一度、全ての制限を外して、自由に考えてみてくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございました。


心理セラピスト 大野貴之