英語にすると解る「人生の責任を負う」の本当の意味

こんにちは。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


あなたはこんな言葉を聞いたことはありませんか?
 

  • 幸せに生きるには「自分で自分の人生の責任を負う」こと


「自分軸」などとも言ったりしますが、自己啓発に詳しい方などは聞いたことがあるかもしれませんね。


ただ、この「人生の責任を負う」という言葉を聞くと、
 

  • 自分が悪い
  • 自分のせい


のように捉えて、落ち込んでしまうという声をこれまで何度も聞いてきました。


でも、これは決してそういう意味ではないんです。


今回は、「人生の責任を負う」という言葉の本当の意味が、実は英語にすると解りやすいといった、変わった切り口でお話してみます。


幸せになりたいけど、責任と聞くと嫌な気分になってしまうという方はぜひ最後まで読んでください。

幸せの秘訣は「人生の責任を負う」こと

自己啓発の世界ではよく言われますが、幸せな人とそうでない人の大きな違いの1つは


自分で自分の人生の責任を負っているかどうか


です。


自分の人生に責任を負っている人は、自分で選択し、決断して生きています。


そのため、自分で自分の人生をコントロールしている感覚が生まれ、それが安心感に繋がるんです。


もちろん、失敗した時は自分の責任ということになりますが、自分で決断している分、反省はあっても後悔はほとんどありません。


一方、自分で人生の責任を負っていない人は、自分のことを自分で選択したり決断するのがとても苦手です。


自分で決めるのが不安で、誰かに決断を任せたり、決断を先延ばしにしたり、でもその結果、自分の望まない結末になりやすく、その分後悔もしやすくなります。


そして、「どうして自分の人生はいつもこうなんだろう…」と、人生が思い通りにならない感覚に陥ってしまいます。


実は僕自身もずっと、こんな生き方をしてきたので、この人生が思い通りにいかない感覚はめちゃくちゃよくわかります…


でも、やっぱりその原因は、自分で人生の責任を負っていないことなんですよね。


ただ、こういう話をすると、多くの人が「自分が悪いってこと?」と思ってしまいます。


これは「責任=その人のせい」といったニュアンスが強いため、そう感じるんだと思います。


でも、このニュアンスって実は日本人独特のものだってご存じですか?


外国の方は、「責任」という言葉に対して、全く違うニュアンスを持っている場合が多いんです。

英語にすると「責任」の本当の意味が見えてくる

日本では「自己責任論」が根強く、「責任」という言葉にネガティブなイメージを持つ人も少なくありません。


ですが、外国では、「責任」とは能力のことであり、どちらかというとポジティブなイメージを持つ言葉なんです。


というのも、「責任」は英語にすると「レスポンシビリティー(responsibility)」です。


そして、この「responsibility」という言葉の語源は「response(反応)」+「ability(能力)」から来ています。


つまり、「責任」とは、「反応(対応)する能力」のことなんです。


そして、「反応(対応)する能力」とは、もっとわかりやすくいうと「選択肢を多く持っている」ということ。


要するに、「人生に責任を持つ」とは、「あなたが悪い、あなたのせいだ」という意味ではなく、「人生に多くの選択肢を持とう」という意味なんです。

「責任を負う」とは「選択肢を持つ」こと

幸せの秘訣は「人生の責任を負う」こと、そして「責任を負う」とは「選択肢を多く持つ」ことです。


だから「人生の責任を負いましょう」という言葉の本当の意味は、
 

  • あなたが悪い!
  • 自分のせいだと思え!


ではなく
 

  • もっと多くの選択肢を持とう
  • 他の可能性を探してみよう
  • まだまだ諦めちゃいけない


といった言葉なんです。

どんな悩みにも必ず道はある

人は深い悩みに長年悩まされていると、慣れ親しんだ嫌な道しか選択肢はないと思うようになっていきます。


ですが、どんな悩みにも必ずどこかに道はあります。少なくとも僕はそう信じています。


だから最後まで諦めずに新しい選択肢を探し続けてほしい。


そういう意味で、もう一度「人生の責任を負う」という言葉を見直してみてほしいです。


最後までお読みいただきありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき