こんにちは。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
僕は小さい頃から自分に自信がなく「どうせやっても意味ない」が口癖の子どもでした。
正確には「どうせやってもできないから、それなら初めからやりたくない」という意味です。
でもこれって、要するに「失敗が恐いから何もやりたくない」って心理なんですね。
つまり、僕は小さい頃からずっと失敗が恐くて挑戦することから逃げていたわけです。
これはアダルトチルドレンの方に特に多い悩みですが、あなたはどうでしょうか?
ですが、失敗を恐れて何も挑戦しなくなれば、何も失わない代わりに何も得ることもなくなってしまいます。
そうして昔の僕は、何のために生きているのかわからなくなり、うつ病にまでなってしまいました。
そこで今回は、昔の僕と同じように『失敗が恐いという方に知って欲しい3つの考え方』をお話します。
失敗を受け入れて、人生を好転させたい方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
失敗が全くない方が逆に不自然
まず知っておいてほしい考え方の1つ目は『失敗が全くない方が逆に不自然』だということです。
僕自身もそうでしたが、失敗が恐いと感じる人は「失敗はダメなもの」と思っています。
しかし、実は失敗って必ずしも悪いものではなく、逆にある程度の失敗はした方がいいといった考え方もあるんです。
例えば、僕は以前、システムエンジニアという仕事をしていましたが、システム開発の世界では必ず最後にテストを行います。
システムを実際に動かしみて、異常(バグ)がないかを確認するわけです。
でもこの時、もしテストでバグが1つも見つからなかったとしたら、それは逆に問題だと考えます。
「完璧なシステムができた!」とはならず、「テストのやり方が悪い」もしくは「ミスを隠蔽している」と考えるんですね。
つまり、それくらい失敗とは起こるのが当然なものであって、失敗が全くない方が逆に不自然なんです。
これはシステム開発に限らず、全ての物事で同じことが言えます。
ですので、まずは「失敗は必ず起こるもので悪いものではない」と考えるようにしてみてください。
最悪のケースを想定すれば恐さは減る
次に知っておいてほしいのは、失敗の恐さを軽減させる方法です。
実は、「失敗したらどうなるのか?」についてどんどん深堀り、最悪のケースを想定していくことで恐さは軽減します。
これは、人が失敗に対して不安になっている時、たいていその不安は「想像の中で過剰に膨れ上がった状態」になっています。
ですので、実際に失敗したら何が起きるのかを具体的に考えていくことで、過剰な不安を現実的な不安に戻すことができるんです。
例えば、僕の場合、個人事業主として独立してしばらくは、とにかく不安に苦しんでいました。
でも、その不安について最悪のケースを考えていくと、最終的には、
- お金を誰かに借りる
- バイトをする
- 前の会社に再就職をお願いする
あたりが最悪のケースだとわかりました。
確かに、これらは起きてほしくはないです。
でも、最悪のケースでもこれだけのことであって、別にそこで人生が終わるわけではなかったんです。
それがわかると、不安は一気に軽減しました。
人が不安になる時、感覚的には死ぬかもしれないくらいの恐怖を感じることもあるでしょう。
でも、ほとんどの場合、最悪のケースでも死ぬことはありません。
それがわかるだけでも、不安は一気に軽減されるので、ぜひ一度試してみてください。
失敗を笑って許してくれる仲間が大事
最後に知っておいて欲しいのは、『失敗してもそれを笑って許してくれる仲間がいれば、何も怖くはない』ということです。
もちろん、失敗をすれば、誰かには必ず迷惑をかけてしまうので、それで怒られたり批判されたりすることはあるでしょう。
ですが、それを批判せずに笑って許してくれる仲間がいれば、それは結果的には「笑い話」や「武勇伝」になるんです。
だから、そういった仲間を1人でもいいので、作るようにしてみてください。
そして、そんな仲間を作るためにも、まずは自分自身が他人の失敗に寛容になること。
そうすれば、自然と同じように失敗を受け入れてくれる人が、周りに集まってくるはずですよ。
それでも恐いなら「心の傷」と向き合う
いかがだったでしょうか。
これら3つの考え方を持つだけで、失敗に対する捉え方は大きく変わると思います。
ただ、今日お伝えしたのは、あくまで「理屈」や「思考」を使った方法です。
中には、「言いたい事は理解できるけど、それでも不安や恐怖がどうしても消えない…」という方もいるかもしれません。
そういった場合、失敗に関係する何らかの「心の傷」が隠れている可能性が高いです。
それを解消するには、
- 失敗するとどうなるイメージが浮かびますか?
- いつからそんな風に考えるようになりましたか?
について、一度ご自身の内側と向き合ってみてください。
その時に負った「心の傷」を癒やすことができれば、失敗に対する不安や恐怖も自然と消えていくはずです。
一人ではどうしても難しい場合は、ぜひ一度、セラピーの体験セッションに来てみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき