おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
カウンセリングでもコーチングでも人が成長したり変化したりするには「行動」することが必要です。
どんなに素晴らしい考えを身につけてもそれを実践しなければ、当然現実は何も変わらないですからね。
つまり、いつまでも悩みが解消しない、いつまでも成長しない変われないという人は、突き詰めていくと、「行動できない」のが原因なんです。
でも、じゃあ、どうしてなかなか「行動」できないのか?
- やる気がないから
- 気合いが足りないから
- 根性がないから
- 覚悟が足りないから
中途半端な自己啓発やコーチング・コンサルなどではこういったものが原因だと言われることもあると思います。
確かに、やる気も気合いも根性も覚悟も、全部必要なものです。
でも、これらは”決定的な要因”ではないんです。
というのも、基本的に「行動」するのは“恐い”ことです。
これはもう本能なので仕方ありません。
行動、特に新しい行動は、どんな人でも”恐い”です。
じゃあ”恐い”ことをやるために、本当に必要なものは何なのか?
そんな風に考えてみてください。
例えば、バンジージャンプを飛ぶとしたら?
確かにやる気・気合い・根性・覚悟どれも必要だと思います。
でも、本当に大切なのは『安心』なんです。
ロープがしっかりしているか?
事故が起きない体制が整っているか?
ここが確認できていないと、ただ気合いや根性だけでは普通は飛べないんです。
つまり、「行動」するために本当に必要なものは『安心』です。
にも関わらず、
- あなたの覚悟が足りないからだ!
- 何で行動できないんですか!?
- やる気あるんですか!?
のように言われたらどう感じるでしょう?
当然、『不安』が強くなりますよね。
つまり、ますます行動できなくなるわけです。
そして、こういった関わりが、実は世の中では多く行われています。
- できない部下を問い詰めたり
- できない子どもを叱ったり
- できない自分を責めたり
これらは実は相手に不安や恐怖を与えて、ますます行動できない状態へと追い詰めてしまう行為なんです。
そうではなく、まずは『安心』を与えること。
- できなくて辛い気持ち
- やるのが恐い気持ち
そういった気持ちをまずは受け止めてあげて、それからやるべきことを1つ1つ整理していく。
行動するためには、そういった関わりが大切なんです。
そして、こういった関わりを他人(部下や子ども)にするためには、まずは自分自身にできていないと、到底できるわけありません。
だからまずは、自分自身に『安心』を与える関わりをやってみる。
そこから意識してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき