目次
- 0-1-1 ★動画はこちら★
- 1 無理に親を許してはいけない理由
- 2 親への正しい怒りの出し方
- 3 そしてもう1つ本当に大切な事
- 4 まとめ
★動画はこちら★
おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
今回は
「親への恨みを克服する方法」
についてお話しようと思います。
僕は幼少期の心の傷を専門に扱うセラピストですので、この悩みは非常によく聞きます。
ただ、この悩みを抱えた人は
- 絶対に許せない気持ち
- 許さないといけないと思う気持ち
の両方があって、その葛藤に苦しんでいます。
ただし、最初にお伝えしておくと無理に親を許そうとするのは絶対におすすめしません。
じゃあどうすればこの苦しい恨みから解放されるのか?
そこを今回は
- 無理に親を許してはいけない理由
- 親への正しい怒りの出し方
- 「恨み」という感情の正体
といった3つの観点から解説していこうと思います。
過去のしがらみから解放されて今の人生を自由に楽しみたい方はぜひ最後までご覧になってください。
無理に親を許してはいけない理由
世間一般的な考え、特に親との関係が良好な人は
- 親を恨むなんて親不孝だ
- いつまで昔の事を引きずっているんだ
のような考えを持つ人も少なくはありません。
実際、この動画を見ている人も少なからずそういう考えを理解できるからこそ早く克服したいのだと思います。
ただ、大切な事なので最初にお伝えしておきますが、
『親を恨むのは悪い事じゃありませんし無理に許そうとしなくて大丈夫です』
もちろん最終的には恨みを解消できた方がお互いにとって幸せです。
ただ、それはあくまで「自然と心から許そうと思える」ことが大事なのであって無理矢理許そうとするとかえって恨みが強くなるはずです。
というのも、自然と許そうと思えないという事はまだ癒えてない心の傷、吐き出せてない怒りや悲しみ等の感情、そういったものが残ってるってことです。
にもかからず、無理矢理許そうとするのはそれらの心の傷や感情をなかったことにする(抑圧する)のと同じなんです。
それはあなた自身の心にとっては相当なダメージになるんですね。
だから無理矢理許そうとするのはしなくていいのではなく、やってはいけないことだと思ってほしいです。
じゃあどうすれば親への恨みを克服して心が楽になれるのか?
それは、
- 恨み辛みをしっかり出し切る事
まずはこれが大切なんです。
親への正しい怒りの出し方
ただし、この時1つ注意点があります。
それは、
- 今の親に恨みを出しても解決しない
ということです。
これは多くの人が陥りやすい落とし穴で
「許さなくていい」
「怒った方がいい」
と言われると、今の年老いた親に怒りをぶつけたり謝罪を求めたりしてしまいます。
ただ、これをしても問題が解決する可能性はめちゃくちゃ低いんですね。
というのも、実はその恨みは現実の年老いた親に対してではなく
- 心の中の当時の親に、心の中の子どもの自分が抱いている気持ち
だからなんです。
もちろん今の親が全く無関係だ問う意味ではありません。
ですので、今の親と和解することで過去の心の傷や恨みがキレイに解消されるケースもあります。
ただ、逆に今の親が謝ってきてもそれだけでは心の傷や恨みが解消されないケースも多いんです。
つまり、この悩みを解消する正しい親への恨みの出し方は
- 子どもの自分が当時の親に向けて怒りを吐き出す
というやり方なんです。
そしてもう1つ本当に大切な事
そして、もう1つお伝えしておかないといけない非常に大切な事があります。
それは「恨み」の正体についてです。
実は「恨み・憎しみ」といった感情はそれ単独で生まれる事はない感情です。
「恨み・憎しみ」は強い愛情や信頼が元々あり、それが傷つけられたことではじめて生まれる感情なんですね。
今日あった名前も知らない人がいきなり自分に嫌がらせをしてきても多少腹は立っても「恨む」とまでは絶対にいかないんです。
つまり、恨みや憎しみはただそれらを吐き出すだけでは完全には消えることはありません。
その下に隠れている「愛情・欲求」、要するに『本音・本心』を認めて、それをしっかり吐き出すことが最終的には最も大切な事になります。
まとめ
はい、いかがだったでしょうか?
子どもの頃に抱いていた強い感情は残念ながら時間と共に自然と消えてくれるものではありません。
何歳になってもその気持ちは”いま”感じるものとして心に残り続けています。
なので、それらは抑えるのではなく逆にしっかり吐き出すことが大切。
そしてそれは「恨み」といったただ1つの感情ではなく、様々な相反する感情が同時に存在しているものです。
少し癪に感じるかもしれませんが…
自分の本心としっかり向き合って全ての気持ちを余すことなく一度吐き出してみてくださいね。
動画ではそのためのセラピーもご紹介していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき