「怒りたくても怒れない」の改善方法

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おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


今回は


怒りたくても怒れない


というお悩みについて解説していこうと思います。


これも日本人ならではのお悩みといった感じですよね。


ただ、はじめに言っておくと僕はなんでもかんでも怒るのが良いとは思っていません。


ですが、自分の望む人生を生きていきたいと思うなら時には怒ることも大事だと思います。


それに怒りたいくらい嫌な出来事が起きているのにその怒りを我慢してしまうのは心身共にかなり不健康ですよね。


そこで今回は
 

  • 「怒りたくても怒れない」の改善方法


を解説しようと思います。


自分や自分の大切な人を守るために時には強い意志を見せたいという方はぜひ最後までご覧になってください。

「怒れない」にもレベルがある

実は「怒れない」といっても人によって程度の差があります。


それらを大きく分けると
 

  1. 怒りを全く感じない
  2. 後になって怒りが湧き上がる
  3. 怒りを感じているが出せない


の3つのレベルがあるといっていいでしょう。


1は「怒り」の感情を全く感じない状態で、当然この中で最も深刻な状態です。


一方、3は「怒り」を感じるが、それを出せずに我慢してしまう状態でこの中だと最も症状は軽いです。


そして2は、何か嫌な事があってもその瞬間は何も感じないが、後になって怒りが湧き上がってくる状態で1と3の中間といった感じですね。


そして今回ご紹介するのは主に2、3の方向けの方法です。


1の方に効果がないわけではないのですが、自分で自分の怒りに気づけないので、自力でやるのが難しいという意味です。


1の方の症状を改善する場合は「そこは怒って良い所だよ」のように教えてくれる第三者が必要不可欠だと思って下さいね。

怒りたくても怒れない真の原因

ではなぜ「怒れない」のかを簡単に解説していきます。


実はその理由は非常に単純で
 

  • 子どもの頃に「怒り」を出すことを良しとされなかったから


なんです。


というのも、これは「怒り」に限らず全ての感情で同じことが言えるんですが、


人は赤ちゃんの頃から自分の出した感情を誰かに反応してもらうことでその感情の扱い方を身につけていきます。(これを心理学用語で”情動調律”と言います)
 

  • 笑っている時に「楽しいね♪」
  • 泣いている時に「悲しいね…」
  • 怒ってる時に「嫌だよね!」


のように反応してもらうことで人は感情を学んでいくというわけです。


しかし、これをしてもらえずに
 

  • 怒っている時に「怒るんじゃない!」


のような反応をされていると人は怒りを扱えなくなるんです。

「怒れない」の改善方法

じゃあどうすれば怒れないを改善できるのか?


残念ながらこれをしたらパッと怒れるようになるといった方法はありません。


先程もお話ししたように子どもの頃に怒りの扱い方を身につけられなかったことが怒れない本当の原因です。


つまり、これから怒れるようになるためには少しずつ「怒る練習」をしていくしかないんですね。


ただ、日常の会話の中で急に怒る練習なんてしてしまうと当然人間関係に支障が出ますよね。


ですので、いきなり人との会話で怒る練習をするのではなく、まずはイメージの中で相手を浮かべて怒りを出す練習をするのがおすすめです。


目を閉じて、相手を目の前にイメージしてその相手に向かって


「私は腹が立つ」


と言ってみてください。


言ってみて腹が立つ気持ちは感じたか?
もし感じたら何に腹が立つのか?


それらを全部その人に向けて吐き出しましょう。


もし何も感じなかったら


「私は嫌だ」
「私は納得がいかない」


と同じように目の前の相手に向かって言ってみてください。


どちらかピンと来たものがあれば、そのまま何に対してそう感じるのか全て目の前の相手に吐き出しましょう。


以上が簡単な怒りを出すイメージワークのやり方です。

まとめ

はい、いかがだったでしょうか?


実は「怒り」は生きる上では非常に重要な感情で、好奇心や行動力とも密接な関わりがあります。


また、怒りを我慢し過ぎると行き場を失った怒りが自分自身に向くことも多いです。


そのため、怒りを我慢しすぎると
 

  • 言いたい事が言えない
  • 自分を責めやすくなる
  • 無気力になってしまう
  • 無関心になってしまう


といった問題にまで繋がってしまうこともあるんです。


ですので、そうなってしまう前に今日お伝えした方法で少しずつ怒りを出す練習をやってみてくださいね。


動画ではイメージワークの誘導もしていますので、興味がある方はぜひご覧ください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき