おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
「この作業は絶対に失敗できない…!」と、毎日自分を迫りたてるように働いていませんか?
完璧主義は他人からの評価を気にするあまり、自分を追い込む行動を繰り出しがちです。
特にアダルトチルドレンの方にとって、そのやり方が当たり前で無意識になっていることも。
今回は、完璧主義の裏に隠れた正体とその解決策を考えてみましょう。
完璧主義のアダルトチルドレンが陥りやすい悩み
完璧主義に悩むアダルトチルドレンの方は、次のような悩みを抱えることが多いです。
- 何かができないと自分に怒りを感じる
- 他の誰よりも優秀でないといけないと感じる
- 失敗を恐れるあまり、新しい挑戦が恐くなる
- 自分を追い込み過ぎて時々パンクする
誤解して欲しくないのですが、仕事を完璧に仕上げるという姿勢はとても素晴らしいものです。
ただし、完璧な仕事によるメリットと上記のような悩みを抱えるデメリットを比較した時に、本当に自分にとってプラスになっているのか?
ここがマイナスになっていると、頑張れば頑張るほど自分が不幸になってしまうという負のスパイラルに陥ってしまうんです。
アダルトチルドレンだと完璧主義になってしまう理由
ではどうしてアダルトチルドレンの人は完璧主義になってしまうのでしょうか?
実は完璧主義になる背景には、幼少期の体験が深く関係していることが多いんです。
完璧主義とは言い換えると「失敗を許せない」という状態です。
つまり「失敗を許してもらえなかった」という心の傷を抱えたアダルトチルドレンの人は、完璧主義になりやすいということなんです。
具体的には、
- 少しでも失敗するとひどく叱られた
- テストで90点を取っても間違えた10点を叱られた
- 「失敗したら取り返しがつかないよ」と言い聞かされた
- よく他所の子どもや兄弟姉妹と比較されていた
のような体験を子どもの頃にすると
≪完璧な自分には価値があるが、そうでない自分には価値がない≫
のような間違った思い込みを作ってしまう可能性があります。
そして子どもの頃に作られた思い込みが大人になった現在に影響を与え、完璧主義の原因となるわけです。
完璧主義を緩めるための3ステップ
ではどうしたら完璧主義から抜け出せるのか?
ここからは完璧主義を緩めるための3ステップをご紹介しますね。
1.完璧主義に気づく
まずは自分が完璧主義に陥ってることに気づく必要があります。
- 必要以上に自分を追い込んでいないか?
- 本質でない所にこだわりすぎていないか?
何かに行き詰った時はこういった事を自問自答して自分が完璧主義になってないか客観視しましょう。
2.メリット・デメリット分析
完璧主義に陥っていることに気づいたら次はメリット・デメリット分析をします。
- このまま完璧を目指すメリット/デメリット
- 完璧をやめてほどほどにするメリット/デメリット
- 失敗してしまった場合のメリット/デメリット
これらを紙に書き出して整理してみましょう。
特に大切なのが、失敗してしまった場合のメリット/デメリットです。
実は失敗が恐い人ほど、失敗したら現実的にどうなるのかに直面していない人が多いんです。
逆に物事がうまくいく人は失敗した場合の可能性もしっかり検討しています。
そうすることで、失敗しても思ったよりデメリットはないと気づける場合もあるでしょう。
3.自分の本心に従う
メリット/デメリットの整理ができたなら、最後は自分の本心に従ってどうしたいかを決めましょう。
現状を冷静に把握した上で、それでも完璧にこなしたいと思うならとことんやり切る。
もしくは、そこまでやるのはもうしんどいと思うなら頑張りの手を緩めるもよし。
あなたの本心に従って自由に選択してみてください。
大切なのは自分の気持ちと行動を一致させること
完璧主義は一見すると素晴らしい特性のように思えるかもしれませんが、実際には大きな負担となることもあります。
ですが、大事なのは完璧主義かどうかではなく、自分の気持ちと行動が一致しているかどうかです。
幼少期からのパターンにとらわれずに状況を客観視し、
- やっぱり完璧にやり遂げたいのか?
- それとも今回はほどほどにするのか?
その都度、自分の本心に従った行動をすれば心が苦しくなることは避けられるようになりますよ。
もしこれらの方法を試しても心が軽くならないと感じたら、一人で抱え込まずに一度ライフチェンジセラピーの初回体験セッションにお越しください。
セラピーを通じて自分の完璧主義の根本原因を見つめ直し、解決に向かう道筋を描くお手伝いをさせていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき