おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
「どうして自分ばかりがこんな思いをしなければいけないんだろう…」
そう感じながらも「自分が悪いから仕方ない…」と結論づけてしまうことはありませんか?
「罪悪感」はアダルトチルドレンの方にとって非常に根深い問題です。
この感情がどこから来て、どのように対処すれば良いのかを一緒に探ってみましょう。
なぜアダルトチルドレンは「罪悪感」を感じやすいのか
アダルトチルドレンの方は「罪悪感」を感じやすい人が多く、特に以下のような悩みを抱えるやすい傾向があります。
- 楽しんだり幸せを感じる事に罪悪感を感じる
- 自分の意見を言うと相手を傷つけると思う
- 機嫌が悪い人がいると自分がどうにかしないとと思う
- どれだけ辛くても他人からの頼みを断れない
- どれだけ辛くても他人に「助けて」が言えない
もちろん他人に優しくすることは素晴らしい事ですが、だからといって自分が犠牲になり続けていたら自分は絶対に幸せになれません。
でも、どうしてアダルトチルドレンの方はそんなにも「罪悪感」を感じてしまうんでしょうか?
「罪悪感」を感じやすくなる本当の原因
実はその原因は幼少期の体験や環境にある事が多いです。
例えば、
- お姉(兄)ちゃんなんだからといつも我慢させられていた
- 親がいつも大変そうで子どもらしく甘える余裕がなかった
- 両親がいつもケンカばかりで、自分が家族を支えようとしていた
(良い子でいたら両親が仲良くできる等)
のような環境で育った子どもは≪自分が我慢して周りを支えないといけない≫といった「生き方」を無意識に身につけてしまいます。
他にも
- いつも辛そうな親の姿を見て育った
- 親が楽しんだり幸せになろうとしない人だった
- 親から「あんたのせいでいつも私は大変だ」等と言われていた
のような環境で育った子どもは≪自分も楽しんだり幸せになってはいけない≫という思い込みを作ってしまう可能性があります
こういった「生き方(思い込み)」があると、罪悪感を感じやすく自己犠牲的な大人になってしまうんです。
アダルトチルドレンが罪悪感から解放される方法
では、どうすればそんな「罪悪感」から解放されるのか?
ここからはアダルトチルドレンが罪悪感から解放されるための方法をいくつかご紹介します。
1.自分の感情と相手の感情を切り分ける
子どもの頃に親の感情を引き受けて育った人は、大人になってからも他人の感情に対して責任を感じやすい傾向があります。
ですが、本来他人がどう感じるかはその人自身の問題であり、責任もその人自身にあります。
逆に自分がどう感じるかは自分の自由であり、同時に責任は自分自身にあります。
ですので、罪悪感を感じてしまったら、その感情が自分のものか相手のものかを紙に書いて整理してみましょう。
そして、相手の感情であった場合はあなたが責任を負う必要はありません。
その人自身に感情をお返しするつもりでゆっくり手放してみましょう。
2.過去と現在を切り分ける
強い罪悪感を感じてしまった時、それが本当に目の前の出来事に対するものかを考えてみてください。
子どもの頃に罪悪感を感じていた人は、その当時の感情がフラッシュバックして現在の感情と混同してしまうことが多いです。
一度、自分が感じている気持ちを全て紙に書き出して、それが過去のものか現在のものか客観的に切り分けてみましょう。
もし過去の感情だった場合は、「今の自分には関係のないことだ」と自分で自分に教えるように言葉をかけてみましょう。
3.自分の欲求を優先する練習をする
まずは小さいことからでいいので、自分の欲求を優先する練習をしていきましょう。
例えば
- ランチは自分が食べたい物を食べる
- 1日1回だけでも自分の意見を言ってみる
- 頼み事を引き受ける上限を決める
などでもOKです。
少しずつ自分を優先する練習をしてみよう
「罪悪感」はアダルトチルドレンの多くが悩んでいる感情です。
しかし、実際はそれを無視してしまっても問題ないケースがほとんど。
まずは「自分の感情と他人の感情」「過去と現在」などを切り分けて考えるようにして、少しずつ自分の欲求を優先する練習をしてみてください。
最初は難しくても、繰り返し練習していく事で少しずつ心が軽くなるはずですよ。
ゆっくり自分のペースでいいので、罪悪感に向き合い自由で穏やかな人生を目指していきましょうね。
もしこれらの方法を試しても心が軽くならないと感じたら、一人で抱え込まずに一度ライフチェンジセラピーの初回体験セッションにお越しください。
セラピーを通じてあなたの罪悪感の根本原因を一緒に探り、解決に向かう道筋を描くお手伝いをさせていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき