目次
- 1 すべての子どもは「お父さんとお母さんのハーフ」
- 1-1-1 1.DNAの半分ずつを受け継いでいる
- 1-1-2 2.本能的に両親を愛している
- 2 「どちらかを選べ」という残酷な選択
- 3 片方の親を嫌うことは「自分の一部」を嫌うこと
- 4 自分の一部を否定し続けると何が起きるのか?
- 4-1-1 ▼▼▼次回のブログはこちら
おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
僕は長くカウンセリングをしていますが、心の悩みを抱えているクライアント様とお話ししていると、ある共通点を感じることがとても多いです。
それは、「子どもの頃に両親が不仲だった」という方が非常に多いということ。
もちろん、心の問題を抱える人が全員そうだというわけではありません。
ですが、両親の仲が悪い家庭で育った子どもは、大人になってから「自分を嫌いになる確率」が明らかに高くなってしまうのです。
今日は、なぜそんなことが起きるのか?
その心のメカニズムを、丁寧に紐解いていきますね。
すべての子どもは「お父さんとお母さんのハーフ」

まず、今日のお話の大前提として、覚えておいてほしい事実が2つあります。
1.DNAの半分ずつを受け継いでいる
全ての人間は、父親と母親それぞれのDNAを半分ずつ受け継いで生まれてきます。
つまり、どんな人であっても、必ず両親それぞれと似た部分を持って生まれてくるということです。
2.本能的に両親を愛している
子どもにとっては、どんな親であっても両方に対して深い愛情を持っています。
これは哺乳類としての本能でもあるので、最初は理屈抜きに両親どちらも大好きなのが普通です。
この2つの前提があった上で、両親の仲が悪いと子どもにどんな影響があるのでしょうか?
「どちらかを選べ」という残酷な選択

両親の仲が悪いと、家庭内で何が起きるか。
それは、子どもが「どちらの味方につくのか」を選ばざるを得なくなってしまうことです。
もし両親が、「夫婦の問題と親子の問題は別」とはっきり線を引けるほど成熟していれば、この問題は起きないかもしれません。
でも、ほとんどの場合は違います。
夫婦仲が悪いと、親は無意識に子どもを自分の味方に引き入れようとするものなんです。
これは、子どもの視点からすると本当に残酷なことですよね…
『どちらかを嫌いになることを強いられる』
本当はどちらも大好きなのに、生きるために愛する存在を嫌いにならざるを得なくなる。
ここでまず、子どもの心に深い傷がつきます。
片方の親を嫌うことは「自分の一部」を嫌うこと

では、例えば子どもが「母親の味方」についたとして話を進めてみましょう。
そうすると、母親からは当然のように父親の悪口を聞かされます。
「お父さんのここが悪い」
「お父さんがいかにダメな人か」
子どもは母親からの愛情を失わないために、必死に父親を嫌いになろうと同調します。
「そうだね、お父さんはダメだね」のように…
ですが、思い出してください。
子どもは、その大嫌いな父親の要素(DNA)も確実に受け継いでいるんです。
母親が批判する「父親の悪い所」は、子どもの中にも確実に存在しています。
そして、子どもは感覚的にそれを理解しています。
「自分の中にも、お母さんが嫌うお父さんの要素がある」
「もしそれを見せたら、自分もお母さんから嫌われてしまう」
そう思うと、どうなるでしょうか?
その子どもは、「自分の中にある父親に似た部分」を必死に隠し、否定し続けることになります。
たとえ表面上は「お父さんが嫌い」と言うようになったとしても、心の中では
『自分の一部(半分)をずっと嫌い続けている』
という状態になってしまうんです。
これが、自己否定をはじめとした様々な心の葛藤の正体です。(もちろん、父親と母親の立場が逆でも同じことが起きます)
自分の一部を否定し続けると何が起きるのか?

これが、両親の仲が悪かった子どもが自分を嫌いになりやすい理由です。
言われてみれば、至極当然のことですよね。
ただ、話はこれだけでは終わりません。
そうやって、自分の中にある「親に似た部分」を否定し続けると、一体何が起きるのでしょうか?
次回はここからさらに踏み込んで、
「否定すればするほど、その部分が強化されてしまう」
という心の不思議な法則についてお話しします。
心の仕組みを知る上でかなり本質的な内容になるので、ぜひ次回も読んでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき


