災害時に心を保つために意識してほしいこと

​おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


昨日の地震の被害にあわれた方、ご無事でしょうか?


被災された皆様、そしてそのご家族や関係者の方々に、心よりお見舞い申し上げます。


しばらくは大変な日々が続くのではないかと思いますが、そんな時に気をつけてほしいことがあります。


それはーー

無理に立ち直ろうとしないこと

です。


実はトラウマになるような怖い体験をした人が、その後、PTSDを発症するかどうかはここが大きく関係しています。


というのも、命に関わるような体験をした時、人間であれば誰もが情緒不安定になります。


これは、決して異常なのではなく【起きた出来事が異常】だったので、それに対応するための【自然な反応】なんです。


そのため、しばらくは苦しくても、時間と共にやがて回復していきます。


ただ、この状態の時に
 

  • 無理にポジティブに考えようとしたり
  • 怖い気持ちをグッと抑え込んだり
  • 泣きたい気持ちを我慢したり


そうやって【自然な反応】を気合いや根性で無理やり抑え込んでしまうと・・・


どれだけ時間が経っても楽にはならず、それどころか、やがて気合いや根性では、抑えきれなくなっていきます。


そして
 

  • トラウマ体験を繰り返し思い出す(再体験)
  • トラウマ体験に関係する全てを避けたくなる(回避)
  • イライラする、集中できない、眠れない(過覚醒)


などの、いわゆる「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を発症してしまうリスクが高くなってしまうんです。


だから、絶対に無理はしないこと。


今の自分に起きていることは全て必要だから起きていることと思って否定せずに受け入れてください。


・・・ただ、そうは言っても、


『守らなければいけない人がいるので自分が無理をしなければいけない』


という状況の人も多いと思います。


実際、僕も今災害にあったとしたら、家族を守るために自分自身は無理をする、という選択を取るはずですからね。


ですので、そういった状況の方は可能な範囲でこれだけを意識してください。


1日のどこかで自分の感情を受け入れる時間を作ること
 

  • イライラしてるなら、我慢せずイライラを吐き出す
  • 本当は泣きたいのなら、我慢せずに泣く
  • 怖くて仕方がないのなら、思い切り「怖い」と言ってみる


少しの時間でいいので、それをすることでPTSDになるリスクを減らせるはずです。


最後に、そのための簡単なワークを紹介します。


もし可能であれば、5分でいいのでやってみてください。

①抱きしめられる大きさのクッションを用意する

②2〜3回深呼吸してから目を閉じてクッションを抱きしめる

③今、浮かんでくる気持ちを全て言葉にして吐き出す
 ※まとまってなくてもOK
 ※ポジティブ、ネガティブと色付けせず全部吐き出す

④吐き出した全ての感情に対して今の自分はそれらを抱いていることを認め、「私はそう思っていい」と自分に声かけする

⑤身体の中にある様々な感情を口から吐き出すつもりで、落ち着くまでゆっくり呼吸を続ける
 ※吐く息を長くする意識で


また、過去に能登半島地震の時にこういった記事も書いていますので、よかったらこちらもご覧ください。


◯世の中が大変な時に僕たちができること
https://takayukioono.com/2024/01/03/blog-84/


◯災害時の子どものトラウマケアについて
https://takayukioono.com/2024/01/05/blog-85/


それでは、あなたの心が少しでも早く健やかな状態に落ち着いていくことを祈っています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき