おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
僕の心理セラピーでは、幼少期に作られたビリーフ(無意識の思い込み)をはじめ、過去のトラウマを解消することで悩みを解決していきます。
そのため、顕在意識を使った会話よりも、マインドフルネスを用いた「潜在意識」へのアプローチが中心となっています。
そうすることで、普段の自分では意識していなかったようなことや、すっかり忘れていた過去の出来事が浮上してくることもよくあるんですね。
ですので、セッションが終わった時には、「まさか自分からこんなことが出てくるなんて思いもしませんでした」と驚かれることが本当に多いです。
ただ、そんな“意識になかった”過去のビリーフやトラウマに触れた時、クライアントの皆さんには、ある「共通した反応」があるんです。
生きづらさの原因を「自分のせい」にしていませんか?

それはーー
ビリーフを作ったにしろ、トラウマ体験をしたにしろ、『悪いのは自分だと思っている』という点です。
例えば、「自分には価値がない」というビリーフを作ってしまった人は、「そんな風に思ってしまう自分がバカなんです」と言ったり。
「常にいい子でいないといけない」というビリーフを作ってしまった人は、「自分が好きで決めたことなので……」と自分を責めたり。
他にも、いじめのトラウマを抱えているような人は、「自分がわがままで生意気だったから、いじめられたんです」と言ったりします。
中には、明らかに犯罪行為に巻き込まれたような状況なのに、「その状況をおかしいと思わなかった自分がバカだった」と言う方までいらっしゃいます。
こんな風に、過去のトラウマによって現在にも生きづらさを感じてしまっている人の多くは、その原因が「自分自身にある」と考えている人がとても多いんです。
そして、その「自責の念」こそが、いつまで経ってもトラウマ体験から解放されない理由の1つでもあるんですね。
すべての思い込みは「あなたを守るため」だった

ただ、今日はこれだけは言わせてください。
トラウマ体験はもちろんのこと、あなたを苦しめるビリーフを作ってしまったとしても、自分が悪いなんてことは絶対にありません。
なぜなら、全てのビリーフ、全てのトラウマは、
『自分自身を守るために、そうするしかなかったもの』
だからです。
「自分には価値がない」と思い込んでしまった子は、自分の愛する親がそうやって自分を扱うから、その世界で生きるために、それを信じるしかなかったのでしょう。
「常にいい子でないといけない」と思い込んでしまった子は、そうしないと親が愛情をくれなかったり、そうしないと親を助けることができなかった…
つまり、親を愛するが故に、そう決めるしかなかったのでしょう。
いじめを受けて人を信じられなくなった子は、二度と同じような苦しみを味わわないため…
そして、自分がこの世界でこれからも生きていくためにも、そう決断するしかなかったのでしょう。
そんな風に、全てのビリーフ、全てのトラウマが作られる背景には、「親に愛されたい」「生き延びたい」という、人間として当然の欲求があるんです。
その欲求を悪いと言うのは、「生きようとするな」と言っているのと同じこと。
そんなことを言う権利がある人なんて、この世の中には一人もいませんよね。
苦しみの原因は敵じゃない。自分を許す最初の一歩

だから、これだけは忘れないでください。
「あなたは絶対に悪くない」
あなただけが罰を受ける謂れなんて、絶対にないんです。
そして同時に、あなたを苦しめているビリーフやトラウマ、それらは元はと言えば、「あなたを守ろうとして作られたもの」です。
だから、本当は敵ではないということも、忘れないでください。
そうやって、あなたを苦しめる原因でさえもあなたの一部であり、決して悪いものではないと受け入れること。
実は、それこそが、ビリーフやトラウマを手放すために最も重要な「最初の一歩」なんです。
今、辛い渦中にいるような時は、すぐにはそう思えないかもしれません。
でも、どうか頭の片隅に、今日の話を置いておいて欲しいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき


