こんにちは。
心理セラピストの
大野貴之です。
僕はコーチングで自分らしい人生を生きるためのサポートをしています。
しかし、いくら”自分らしい”と言っても今のまま何も変化しないのなら、そんなコーチングを受けたいとは思いませんよね。
ですので、コーチングにおいて「行動すること」は非常に大切なポイントなんです。
しかし、この時「どうすれば行動できるだろうか?」とどれだけ頭で考えても、「思考」だけではなかなか行動に繋がらないんですよね。
ではどうすれば行動に繋がるのか?
今日はそんなお話をしようと思います。
人は「思考」ではなく「感情」で行動する
結論から先に言うと、「行動」に直接繋がるのは「思考」ではなく「感情」です。
こんな風に言われると、
「いやいや考えてますよ!」
「それだとサルと一緒じゃないか!」
のように思う方もいるかもしれません。
もちろん全く考えてないという意味ではないし、人間にとって「思考」はめちゃくちゃ重要です。
ただ、「思考→行動」と直接繋がるのではなく「思考→感情→行動」になる。
つまり、思考した結果感じる感情によってどう行動するかが決まるんです。
もし、「思考」が直接行動に繋がっているのなら、
- やりたいけどできない
- やめたいけどやめられない
のような「頭ではわかってるけどできない」状態は起こりえないですよね。
これこそが「思考」と「行動」の間に何らかの要因が絡んでいる何よりの証拠だと思います。
「感情」が欠けている最後の1ピース
もう少し細かく人が行動するまでの流れを見て生きましょう。
実は人の行動プロセスはとても単純で以下の2パターンしかありません。
- 心地いいこと(快)はやる
- 不快なことはやらない
そして僕たちは喜怒哀楽といった様々な感情を感じますが、その感情によって引き起こされる「快 or 不快」が、最終的な行動に繋がっています。
わかりやすく流れにすると『思考 → 感情 (→快 or 不快) → 行動 』ですね。
どれだけ頭でやった方がいいと考えていても、感情的にやるのが不快だと感じていたら行動できません。
つまり、思い通りに行動するためには自分の思考と感情の両方を理解する必要があるんです。
頭ではわかっていてもなかなか行動できない人は、自分の「感情」こそが欠けている最後の1ピースかもしれませんね。
「思考」だけで行動し続けると…
とはいえ、うまくいっている人の全員が「感情」を大事にしているのか?と聞かれればそうではないかもしれません。
世の中には「感情」を意識しなくても「思考」の通りに行動できる人がいるのも事実だと思います。
そして、僕は「思考」だけで行動できる人には2つのタイプがあると考えています。
1つは「思考」と「感情」のズレが少ないために思考とか感情とかいちいち区別しないタイプ。
このタイプの人は、頭で良いと思うことは感情的にも快と感じるし、嫌だと思うことは不快に感じる人です。
要するに、自分の思うまま(本能のまま)に生きている人ですね。これは僕も理想的な生き方だなと思います。
もう1つは「感情」を完全に抑え込んでいるタイプ。
たとえ感情的に不快だと感じていても気合と根性(思考)でそれを抑え込み、無理矢理行動できる人です。
イメージとしては昭和のサラリーマンといった感じでしょうか。
このやり方で成功してる人も世の中にはたくさんいると思いますが、本来あるべき感情を無理に抑え込んでいるのでその分リスクも大きいと言えます。
(実際僕も30年間このやり方で生きてきましたが、最終的には身体を壊してしまいました…)
なので、生まれ持った意志の強さやバイタリティの強さがないとなかなか厳しいやり方だと僕は思います。
あなたはどんな生き方をしたいですか?
ここまで人が行動するには「感情」が重要だということ、中には「感情」を意識せずに行動できるタイプの人もいるといった話をしてきました。
しかし、こういった話をする上で1つ誤解して欲しくないのは、これらのやり方に正解・不正解はないってことです。
つまり、大切なのは『あなたはどんな生き方をしたいですか?』なんです。
感情を抑え込んで周りとは比べ物にならない行動量を発揮するのも、感情を大切にして自分にとっての本当の幸せを見つけるのもあなたの自由。
ただ、もし今あなたが「なかなか行動できない」「なぜかうまくいかない」のような悩みを抱えているのなら、ぜひ自分の「感情」に真摯に向き合ってみてください。
ちなみに僕のライフチェンジセラピーでは、普段気付けいていない自分の感情を丁寧に見るアプローチを行います。
初めての方は体験セッションを受付中ですので、興味のある方は一度覗いてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。