感情に振り回されないようにして思考に振り回されてない?

こんにちは。
心理セラピストの
大野貴之(おおのたかゆき)です。


「感情に振り回されるな」


日常生活においてそういった言葉を聞くことはたくさんあると思います。


確かにビジネスの現場で感情論ばかり言っていると話にならないですし、感情の赴くままに暴力をふるったり物を盗んだりするのは言うまでもなく犯罪です。


だから感情に振り回されないことは生きていく上で大切なことだと思います。


ただ、かといって逆に、あなたは『思考』に振り回されたりしていませんか?


例えば、「自分のやりたいことがわからない…」といった悩み、これはまさに思考に振り回されている状態と言えます。


今回はそういった「思考」に振り回されないための方法をご紹介しようと思います。

「思考」に振り回されていませんか?

まずはじめに、「思考」に振り回されるとはいったいどういう状態なのかをお話します。


今の時代、本当に様々な情報が溢れていますよね。


情報源が限られていた昔と比べても、テレビに加えてYouTubeや各種SNSからネットニュースなど、誰もが膨大な情報に触れられる時代になりました。


これはこれで素晴らしいことなんですが、その反面、大量の情報をうまく処理できずに混乱してしまう人も増えたように思います。


例えば、ある人は「〇○が良い」と言うのに別の人は「××が良い」と言う…さらに他の人は「△△こそ正解」なんて言い出してもうどうしたらいいかわからない…


こういった状態が、典型的な「思考(情報)」に振り回された状態です。

「感情」は幸せになるためのコンパス

じゃあそういった状態にならないためにはどうしたらいいのか?


そこで重要になるのが「感情」なんです。


僕がここで言う「感情」とは、喜怒哀楽だけに限らず、直観や体感覚なども含む「身体からのメッセージ全般」のことだと思ってください。


というのも、僕たちの感情の源泉を深掘っていくと、最終的には「快・不快」の感覚に行き着きます。


この「快・不快」とは、言い換えると『自分が幸せになれるかどうかを直観的に判断している感覚』とも言えるんです。


そしてその感覚をわかりやすく伝えるために、様々な「感情」という形で僕たちの意識に表れています。


つまり「感情」とは、自分にとって幸せな方向がどちらかを示してくれるコンパスのようなものなんです。


だから自分の「感情」を無視し続けていると、自分にとっての幸せが何なのかどんどんわからなくなってしまいます。


そしてそんな状態の所に大量の情報が押し寄せてくると、気がつけば他人の幸せを自分の幸せだと勘違いして変な方向に進んでいるなんてことに。


こうなってしまうと、どれだけ頑張っても心が満たされることはありません。


だって、自分の心は本当はそんなこと望んでいないわけですからね。


「頑張っても頑張ってもなぜか満たされない…」のように感じている方は、おそらくこんな状態になっているはずです。

「思考」と「感情」のバランスが大事

ただし、冒頭でお伝えしたように「感情」だけを頼りにしてしまうと、それはそれで問題が起こりますよね。


大事なのは「思考」か「感情」かのどちらかに絞るのではなく、両方のバランスを取ること。


もし「思考」ばかりに偏ると、感情による快・不快の判断が不十分なまま無理矢理行動に移そうとしてしまうので、
 

  • やりたいけどできない
  • 頑張ってるのに満たされない


のようなことが起きてしまいます。


逆に「感情」ばかりに偏ると、物事を長期的に考えられず目先の欲望に支配されてしまい、
 

  • イラっとしたから暴力をふるった
  • 欲しいと思ったから物を盗んだ


などの行動を取ってしまい、最終的には自分が痛い目をみる(逮捕されるなど)ことになります。


これらの両方を見てもわかるように、どちらに偏っても最終的には自分が満たされない結果に終わってしまうんです。

「思考」か「感情」か自分の弱い方を育てる

人間が他の動物と比べて優位に立てているのは、やはり「頭脳(思考)」が発達したからだと思います。


しかし、そうやって進化してきた人間にも「感情」は未だなくならずに備わったままです。


これはつまり、「思考」も「感情」もどちらも生きていく上で重要だということなんだと思います。


だから幸せになるためには「思考」と「感情」をどちらもバランスよく使うこと。


そのためにも、自分は「思考」と「感情」のどちらが得意でどちらが苦手なのかをまずは考えてみてください。


苦手だと感じる方を普段の生活の中で特に意識して過ごしてみれば、今とはまた違った世界が見えてくるかもしれませんよ。


最後までお読みいただきありがとうございました。


心理セラピスト 大野貴之