「やりたいことがあるのに動けない」のは性格の問題なのか?

おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


いきなりですが、あなたにはこんな経験はありませんか?
 

  • やりたいことがあるのに、なかなか動き出せない
  • 大切な決断を前にすると、決められなくなってしまう
  • 決めたあとも「本当にこれでよかったのか」と考え続けてしまう
  • 過ぎた出来事を何度も思い出して、自分を責めてしまう
  • 気づくと、計画だけで終わっている


今日はこんな風に「決められない・動けない」というテーマで、お話ししていこうと思います。


実はこれ、僕自身も長年の間悩んでいたことでもあるんですね。


だからこそ、はじめにこれだけはお伝えさせてください。


「決められない・動けない」のは、あなたの心が弱いわけでも、生まれつきの性格に問題があるわけでもありません。


そうではなく、強さや弱さとは関係のない、また「別の原因」から起きているものと僕は考えます。


その「原因」とは、《自由に行動してはいけない》という、心の奥にある「ビリーフ(思い込み)」です。

「決められない」のは意志が弱いからではありません

僕自身も、ずっとそう思って自分を責めてきたんですが…


決められない・動けないというと「意志が弱いから」と思われがちですが、決してそうではありません。


むしろ、「動きたい」という強い意志を持つ人が多いです。


それなのに、動こうとすると心のブレーキが強くかかる。


つまり、“動きたいのに動けない”から悩むことになるんです。


でも、じゃあどうして動きたいのに動けないのか?


それは、心の奥でこんな声が響いているからです。


『勝手に動いたら、危ない目にあう』
『自分で選ぶと、必ず失敗する』


人はこんな風に考える人を「慎重な性格」なんて言ったりします。


でも、”慎重なこと”と”動きたくても動けないこと”は実は全く別物なんですね。(慎重に動いて成功している人は世の中にたくさんいます)


そして、動けなくなるほどの強い心の声が響いているのだとしたら…


それは、生まれつきの性格ではなく、生まれた後の「学習(決断)」から来ている可能性が高いでしょう。


でも、いったいどんな状況でどんな決断をしてしまったら、そうなってしまうのか?


その多くは自身も不安が強く、心配性な親との関わりによって作られてしまいます。


具体的には、
 

・自分で決めて行動したら、失敗したときにひどく責められた
・やりたいことを言うたびに、「ダメ」「まだ早い」と止められた
・「お母さんの言うとおりにしていればいいの」と、自分で選ぶ余地がなかった
・「一度失敗すると取り返しがつかないよ」などと、言われて育った


などの経験をすることで、


「自分で選ぶのは危ないことだ」
「言われたとおりにしていた方が安全だ」


だから私(僕)は・・・


『自分の人生を生きてはいけない(自由に行動してはいけない)』


のような決断をしてしまったケースが、とても多いです。


そして、この時の決断が大人になった今でも、あなたを見張っています。


少しでも新しいことだったり、失敗する可能性があることをやろうとするものなら…


『危ない!!!』


といって、急ブレーキをかけてしまうんです。


だから、頭ではわかっているのに体が動かない。


そんな息苦しいほどの矛盾が起きてしまうんですね。

「過去の失敗が頭から離れない」と苦しんでいたTさん

以前、僕のセラピーを受けてくださった「50代の男性、Tさん(仮名)」は、こう教えてくださいました。
 

「大切な決断ができず、やりたいことができないまま、後から後悔してしまう」
「その後悔で自分を責めて、頭から離れない」


さらに、
 

「以前に他の方法も試したけれど、あまり変わらなかったので、根本的には変わらないのでは」


と、半ば諦めていたそうです。


そんなTさんが継続セッションを終えた時、こんな風に言ってくださいました。
 

「以前は、いろいろな出来事を、得か損か、成功か失敗かで捉えていました。今は、出来事を自然現象のように捉えられるようになり、過去へのこだわりが少なくなって、とても気持ちが楽になりました。」


Tさんがこんな風に思えるようになった背景には、数回のセラピーを通して幼少期に作り上げた、不自由なビリーフを手放し、


『たとえ失敗したとしても、自分の人生を自由に生きる』


といった、新しい自由なビリーフを再決断できたからでした。


「失敗」と「自由」はコインの裏表のようなもの。


失敗を得たくないなら、自由も得られないし、自由を得たいなら、失敗も得るしかないんです。(やっぱりイヤですけどね)


そしてTさんは、『自由のために失敗を受け入れる』という覚悟ができたことで、変化したというわけです。

「動いてはいけない」から「動いてもいい」へ

なかなか動けない自分を、気合いや根性を使って無理矢理動かすのは、


/
ブレーキがかかったまま
アクセルを思い切り
踏み込むようなもの
\


そりゃあ身体には、ものすごい負担がかかってしまいますよね。


大切なのは、まずはブレーキを外してあげること。


そのためにも、なぜブレーキがかかっているのか?


そこを丁寧に見てあげて欲しいです。


きっとそのブレーキは、あなたを苦しめるために踏まれてるものではない。


むしろ、あなたを守ろうとして、あなたを傷つけないための、やさしい選択だった。


でも、あれから時間も経っていますし…


もう、その選択を手放してもいい時が来ているのかもしれませんね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき