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おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
僕は小さい頃から自分が好きになれず、何かがうまくできないと、自分を責めてばかりでした。
ひどい場合は自分を叩いたり、殴ったり、さらには壁に頭を叩きつけたり…
ほとんど自傷行為のようなことをやってしまうこともありました(汗)
こんな風に自分責めはひどくなると自分で自分を傷つけてしまったり、そこまでいかなくても常にストレスを抱えている状態になりやすいです。
そのため、心だけでなく身体の病気を引き起こしてしまうケースも少なくありません。
あなたもそんな風に自分を責めてしまうことはありませんか?
そこで今回は
- 自分を責めてしまう真の原因
- 自分責めをやめる方法
について解説していきます。
もう自分を責めるのはやめたいという方はぜひ最後まで読んで下さいね。
どうして自分を責めてしまうのか?
まずはじめにどうして自分を責めてしまうのか?について解説していきます。
この「自分を責める」という行為は、実は生物としてはとても不自然な行為です。
というのも、生物の一番の目的は「生き延びること」ですので、自分を責める、つまり自分を攻撃するのはその本能に反する異常な行為と言えるんです。
にもかかわらず、僕たち人間はどうしてそんなことをしてしまうのか?
その原因は大きくわけて2つあります。
まず1つは
「怒りが自分に向いている」
ということ。そしてもう1つは
「自分を責めるインナーペアレントを心に抱えている」
ということです。
それぞれどういうことか詳しく説明していきますね。
自分を責める原因①:怒りが自分に向いている
まず1つ目の原因についてですが、「自分を責める」は言い換えると「自分に腹が立つ」と言えます。
本来、「怒り」という感情は、自分や自分の大切な人を守るためにある感情で、それは自分以外の相手に向けられるものです。
しかし、僕たち人間が生きる社会には、様々なルールや制限があり、怒りを向けたくても向けられない状況がどうしても起こってしまうんですね。
例えば、仕事中にミスをしてしまい、上司からひどく怒られたとします。
この時、僕たちの動物的な部分は、怒られた=攻撃されたと感じるので、自分を守るために「怒り」の感情が生じます。
しかし、僕たちの人間的な部分は、この状況で怒るのはよくないと考えるため、その怒りをぐっと抑えてしまいます。
そうすると、行き場をなくした怒りが自分に向いて自分を責めてしまうということが起こるんです。
今の例はミスをしたのは自分なので、ある意味仕方ないケースなんですが、こういったことが「自分が悪くなくても」起きてしまっている方が多いんです。
例えば、
- 理不尽なことを言われても言い返せない
- 本当はやりたくないけど頼まれたら断れない
など、嫌な事を嫌だと言えない人は無意識に怒りを抑圧することが多くなり、その結果、自分を責めやすくなってしまうんです。
自分を責める原因②:自分を責めるインナーペアレント
次に2つ目の原因について解説します。
先程解説した「自分に怒りが向いている」というのは、あくまで相手がいる状況だけです。
自分を責めやすい人は、相手がいない状況、例えば、何かが思うようにうまくできなくて自分を責めてしまうなんてことも多いんじゃないかと思います。
こういった状況で自分を責めてしまうのは「インナーペアレント」が関係しています。
まず、そもそもインナーペアレントって何?っていう所から簡単に説明すると、
僕たち人間の心には、「インナーチャイルド」と「インナーペアレント」と呼ばれる部分があります。
インナーチャイルドとは、子どもの頃の自分自身がいくつになっても自分の心に残り続けている部分。
インナーペアレントとは、子どもの頃に自分以外の他人(主に親)を自分の心に取り込んだ部分です。
そして、自分を責めてしまう時は、「インナーペアレント」が「インナーチャイルド」を責めているということが起こっています。
さらにもう少し詳しく言うと、
『子どもの頃に自分が誰かから責められていたやり取りを自分の心の中で再現している』
と言えるんです。
あなたが自分を責める時、その口調や態度は誰かに似ていませんか?
その相手を今でも心の中に連れ回っており、事あるごとに自分を責めてくるというわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自分を責めてしまう時、実は心の中では「インナーペアレント」が「インナーチャイルド」を責めるといったことが起きています。
ですので、今後自分を責めてしまった時は、ペアレントとチャイルドを意識して切り分け、
ペアレントからチャイルドを守ってあげるといったイメージをしてみてください。
最初はうまくイメージできなくても意識し続けていると、少しずつできるようになってくるので、
諦めずに何度もトライしてみてくださいね。
ちなみに動画の方では、ペアレントを追い出すイメージワークも紹介しています。
自分では難しいと感じる方はぜひこちらもご覧になってください。
★動画はこちら★
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき