目次
- 0-1-1 動画で確認したい方はこちら
- 1 あがり症の人には何が起きているのか?
- 2 あがり症になる根本原因
- 3 あがり症を克服するには?
- 4 まとめ
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※動画では簡単なセラピーも公開しています!
おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
今回は「あがり症」について解説します。
実は僕自身、昔はかなりのあがり症で、学生時代の部活は練習ではうまいけど本番は弱いとよくバカにされていました…
もう本当に頭が真っ白になって手足も震えて何が何だかわらかなくなり自分だけ別の世界に行ってしまったような非現実感を感じる程の緊張をしていました(汗)
ですが今では、緊張自体はしますが別にパフォーマンスが落ちることはなく、むしろ緊張を楽しむ余裕すら生まれてきたように思います。
そこで、今回はあがり症について「原因」と「克服法」をご紹介します。
あがり症で困っている方は、ぜひ最後まで読んで下さいね。
あがり症の人には何が起きているのか?
まずはじめに「あがり症」の人にはいったい何が起きてるのかを解説します。
あがり症とは「過剰に緊張してしまう」症状のことを言いますが、この「緊張」とは何かを簡単にいうと、
『非常に強い恐怖で身体がこわばっている状態』
のことを言います。
人間は強い恐怖を感じると、自分の命を守ろうとしてまず臨戦態勢に入ります。
この時、動物時代の名残で、顎(牙)と手足(爪)に血液が集中して力が入ります。(だから緊張すると顎や手足が震えるんですね)
それでも恐怖が消えない場合、脳が恐怖の限界を超えてしまい「解離」と呼ばれる状態になります。
これはいわゆる「凍り付き」状態で、緊張しすぎると頭が真っ白になったり現実感がなくなるのはこの現象です。
要するに「緊張」とは、めちゃくちゃ恐がってる状態なんです。
あがり症になる根本原因
では次に、どうして「あがり症」になるのか?
その根本原因について解説します。
「あがり症」つまり「緊張」とは、めちゃくちゃ恐がっている状態だとお伝えしました。
でも、いったいどうしてそんなに強い恐怖を感じるんでしょう?
これが命の危険に関わる状況ならまだしも多くの場合、そこまでの状況ではないですよね。
実際、同じ状況でもあがり症の人はひどく緊張するが、普通の人は緊張していないなんて状況も珍しくはありません。
これは、いったい何が起きているんでしょうか?
その原因は1つではなく、人によって様々なんですが、共通しているのは
『過去の体験(特に幼少期)の影響で恐怖を感じるようになった』
と言えるんです。
例えば、最もわかりやすいのは、
- 大事な場面で大失敗して皆からひどくバカにされた
といった経験を子どもの頃にした人は、大人になってからも人前で何かをする時は、その当時の恐怖が甦ることがあります。
他にも、あがり症の人に多いのは、
- 子どもの頃にしつけが厳しく、少しでも間違えるといつもひどく叱られた
といったケースです。
こういった環境で育った人は、大事な場面(試験、プレゼンなど)に直面すると、子どもの頃に感じていた強いプレッシャーが甦り、それが強い恐怖に繋がってしまいます。
このように過去の体験によって身についてしまったものを「ビリーフ(無意識の思い込み)」と言います。
つまり、「あがり症」の根本原因は、過去の何らかの体験によって無意識の心に刷り込まれてしまった「ビリーフ」というわけです。
あがり症を克服するには?
では最後に「あがり症の克服方法」をご紹介します。
ここまで解説してきたように「あがり症」の原因は強い恐怖で、その恐怖を生み出す根本原因は、過去の経験によって刷り込まれたビリーフです。
つまり、あがり症に関係しているビリーフを特定して解消すれば、緊張もしにくくなるというわけです。
ただ、それだとどうしても時間がかかりますし、実際にセラピーを受けないと解消は困難です。
そこで今回は緊張を和らげるために今すぐ自分でできる方法をご紹介します。
実はあがり症の人とそうでない人には、ある大きな考え方の違いがあるんです。
それは、
「緊張を悪い事だと思っているかどうか」
です。
というのも、どんなにメンタルが強い人でも全く緊張しない人なんていないんですね。
あの大谷翔平選手ですら、WBCの決勝戦は緊張したと言っています。
つまり、あがり症とそうでない人の違いは
- 全然緊張しない人 ⇔ 緊張しやすい人
ではなく、
- 緊張しても良いと思ってる人 ⇔ 緊張してはダメだと思ってる人
なんです。
あがり症の人は緊張をダメと思ってるので、ちょっとでも緊張すると「ヤバい!」と思い、その結果、より緊張を強めてしまいます。
しかし、緊張しにくい人というのは、少しくらい緊張するのは当たり前と思ってるので、緊張しても焦ったり自分を責めたりせず、いつも通りのパフォーマンスを発揮できるわけです。
ですので「あがり症」を克服するためにまずやってほしいのは、
- 緊張している自分に許可を出すこと
これが何よりも大切なんです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
最初も言いましたが、僕も昔は本当にひどいあがり症で、何をするにも緊張しまくってました。
ですがある時、緊張する自分に許可を出せるようになったことで、今では本当に緊張しにくくなったと思います。
厳密に言うと、緊張は今でもしますが、それが気にならなくなったと言った感じですね。
ですので、これから緊張してしまった時、あなたもぜひこんな風に言ってみてください。
「すごく緊張するよね」
「でも仕方ないよ、緊張してもいいんだよ」
こういった言葉をかけてあげると、不思議と身体の力が抜けて緊張もほぐれていくはずですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき