おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
「人を信じられない…」
こういった悩みを抱えて
ご相談に来られる方も多いです。
これに関しては幼少期の「心の傷」が
深く関係しているケースが多く、
どれだけ「信じましょう」と言われても
そう簡単にはできないのが現実です。
ただ、心から納得できなかったとしても
まずは頭で理解することは
心の問題を解決する上で非常に重要。
ですので、今回は
「“信じる”とはどういうことか?」
についてお話しようと思います。
まず、多くの方が誤解していると感じるのが、
信じるとは
『100%大丈夫だと確信することではない』
ということです。
人を信じられないと悩む方の多くは、
その人が100%安全かどうかが
わからないから信じられない
といったことを言う方が多いです。
ですが、そもそも人の心に
“100%”や”絶対”なんてものは存在しません。
100%清廉潔白な人なんていませんし、
逆に絶対悪のような人もいません。
どんなに人格が優れた人でも
嫌な側面は必ずありますし、
逆にどうしようもない悪人でも
必ずどこかに優しい側面を持っています。
また、人の気持ちは
絶えず変わり続けるものなので、
「永遠の愛」を誓ったとしても
100%心変わりしない人間なんて
この世には存在しません。
(だからこそいつまでも
”意識して”お互いを大切に
想い続ける必要があると思ってます)
そういった曖昧な生き物が
僕たち「人間」なんです。
じゃあ「信じる」とは
いったいどうすればいいのか?
僕にとって「信じる」とは
『たとえダメだったとしても後悔しないと決断(覚悟)すること』
そして「人を信じる」とは、
『この人だったら万が一裏切られても後悔しないと決断(覚悟)すること』
だと思っています。
だから僕の感覚では、
「裏切られて相手を恨む」
のはあり得ないんですよね。
もちろんショックは受けると思いますが、
それでも”信じると決めたのは自分”で
それは裏切られる覚悟も含めての
「信じる」なので、たとえ裏切られても
今更相手を恨むのはおかしいんです。
そして、この考え方の根底にあるのが
『人の心に絶対はない』ということ。
僕はこの考えが人間関係を
潤滑に進めるためにも
何より大事な考え方だと思います。
ですが、人を信じられなかったり、
生きづらさを感じている人の多くは
ここを勘違いしていることが多いんです。
相手に絶対を求めてしまうと、
それは過剰な期待となって
相手にとって負担になったり、
過剰な期待に応えられない相手に
裏切られたと傷つくことも多くなります。
また、自分に対して絶対を求めると、
絶えず自分を追い込んでしまったり、
少しでも失敗する自分を
過剰に責めたりしてしまいます。
ですので、人を信じるだけでなく、
人間社会で生きていく事全般において、
『人の心に100%や絶対はない』
ということを、
強く意識してみてくださいね。
これが自分にも他人にも
優しくなるためには
不可欠な考え方だと僕は思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき