おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
「他人軸をやめて、自分軸で生きよう!」
自己啓発の本や心理学のブログなどで、こんな言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。
確かに、これはその通りなんです。
「他人軸」で生きていると、何かをする時は「他人のため」、何かが起きた時は「他人のせい」と考えてしまいがちですよね。
すると、どんな状況であっても常に「被害者」のポジションに入ってしまい、どこまで行っても幸せは感じづらくなります。
だからこそ、何かをする時は「自分のため」、何かが起きた時は「自分の責任」と考える『自分軸』を取り戻して生きよう、というお話です。
「自分軸」はゴールではなく、ただの「通過点」

……でも実は、この「自分軸」。
目指すべき「ゴール」ではなく、あくまで「通過点」だということをご存知でしょうか?
残念ながら、本当の幸せはただの「自分軸」の中にはないんです。
「えっ!? じゃあ本当の幸せってどんな状態なの?」
「そもそも『幸せ』ってどういうこと?」
そんな疑問が湧いてきますよね。
実はこれについては、『嫌われる勇気』などで有名なアドラー心理学で、すでに明確な答えが出ているんです。
アドラーが教える真の幸せ「共同体感覚」とは

アドラーは、幸せ(対人関係のゴール)とは、『共同体感覚』であると言っています。
これは、自分が所属しているコミュニティの中で、以下の3つの感覚を得られている状態のことです。
- 自分の居場所を実感できる(所属感)
- 他者は味方だと思える(信頼感)
- 他者に貢献できていると実感できる(貢献感)
つまり、簡単に言ってしまうと、「他人を幸せにすること」こそが真の幸せである、とアドラーは言っているんですね。
でもこう言われると、多くの方がこう思うはずです。
「他人に貢献するって……それ、結局『他人軸』に戻ってない?」
そう、ここが最も誤解しやすい超重要ポイントなんです。
自分を満たしながら、他人に貢献しよう

アドラーの言う「共同体感覚」とは、自分を犠牲にして他人に尽くす(自己犠牲=他人軸)ことではありません。
『自分が満たされつつ、他人に貢献すること』
『他人に貢献すること自体が、自分を満たしてくれる』
共同体感覚とは、そんな正のスパイラルに入った状態のことを表しています。
つまり、「自分軸のまま」他人のために何かをすることが、最高の幸せに繋がるということなんです。
僕たちは小さい頃から「人に優しくしましょう」「周りのために動きましょう」とたくさん教わってきました。
でも、一番大事な「自分軸」という部分をすっ飛ばして教わってしまうため、「人に優しくすること=自己犠牲(他人軸)」だと、多くの人が誤解してしまうんですね。
だからこそ、幸せになるためには「正しい順番」が必要です。
まずは「他人軸」から抜け出し、「自分軸」を取り戻すこと。でも、そこはゴールではありません。
自分のためだけに生きるのではなく、さらに先にある「共同体感覚(私たちのため)」を得られることこそが、本当の意味での豊かな幸せなんです。
あなたは今、どの段階にいますか?
もし今、「他人軸」で苦しんでいるなら、まずは「自分軸」を。
すでに「自分軸」で生きられているなら、その先の「共同体感覚」を。
ぜひ、ご自身の現在地に合わせた次のステップを目指してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき


