「気にしすぎ」なんかじゃない。「見捨てられ不安」がただの不安とは全く違う理由

おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


ここ最近、僕の元には、「見捨てられ不安」に関するご相談がとても増えてきた印象があります。


「見捨てられ不安」という言葉自体は、最近よく耳にするようになった方も多いかもしれませんね。


ただ、その言葉の知名度とは裏腹に、「実際にその人の心の中で何が起きているのか」ということは、世間ではあまり知られていません。


だからこそ、当の本人からすると、
 

「ただの不安でしょ?」
「何がそんなに苦しいの?」
「ちょっと気にしすぎじゃない?」


と、周りの人から理解されないことも多く……。


その孤独感が、本来の苦しみにさらに上乗せされてしまうんですよね。これは本当に、辛いことだと思います。

「ただの不安」とは全く毛色が違うもの

でも、今日これだけは知っておいてください。


実はこの「見捨てられ不安」は、ただの不安とは、まったく毛色が違うもの』なんです。


というのも、ただの不安と違って、見捨てられ不安には「過去のトラウマ」が深く関係しています。


端的にいうと、過去に親から見捨てられた、あるいは「見捨てられるかもしれない」と強く感じた恐怖体験が、現在の人間関係の中でフラッシュバックしている状態なんです。


少し想像してみてください。


自分一人では生きていけない小さな子どもにとって、「親から見捨てられること」は何を意味するでしょうか?


それは、そのまま『死』を意味します。


つまり、「見捨てられ不安」は言い換えると、過去からフラッシュバックした”死の恐怖”なんです。

心が弱いからパニックになるわけじゃない

もちろん、これは本人が「死ぬかもしれない」と意識しているわけではなく、あくまで無意識の所で起きていることです。


そのため、頭ではわからないからこそ、「なんで自分は、こんなに苦しいのかわからない」といった不安も更に上乗せされます。


ですので、「見捨てられ不安」はただの不安とは比べ物にならないくらい辛く、息ができなくなるほど怖いのが「当たり前」なんです。


決してあなたの心が弱いわけではないんですね。


もし、あなたが今、この「見捨てられ不安」に苦しんでいるとしたら。


ここまでお話ししたように、これはただの不安ではないので、自力での解決が困難な部類のお悩みと言えます。


ですので、一人で抱え込まずに、できる限り専門的な治療(セラピー)を受けるようにしてくださいね。

今すぐできる対処法「魔法の言葉」

ただ、それでも、「まずは今すぐ、自分でできることから始めたい」という方に、一つだけ強く意識してほしいことがあります。


それは、心の中で怯えている自分に、こう言い聞かせることです。


見捨てられても、私は絶対に”死なない”


もしかすると、冗談のように聞こえるかもしれません。


でも、見捨てられ不安に苦しむ人は、無意識の深いレベルで、


見捨てられたら、本気で死んでしまうかもしれない


と、子どもの頃のまま怯えているんです。


だからこそ、大人になった今の自分に対して、こう繰り返し教えてあげてください。


「大丈夫だよ」
「今の私は、他人から見捨てられても決して死なないよ」
「もう大人だから、一人でも生きていける力があるよ」


ここを意識するだけでも、パニックになりそうな心が少しだけ落ち着き、楽になるはずです。


まずは、この言葉を自分に優しくかけてあげるところから、始めてみてくださいね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき