「嫌な自分」を消そうとしていませんか?悩みが長引いてしまう意外な理由

おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


世の中には、なんと400種類以上もの心理療法があると言われています。


ですが、そんな数多くの流派がある中で、近年、心の回復において「これが一番重要だよね」というある一つの結論が出つつあります。


それは、統合(とうごう)するということです。


統合するとは、良い/悪い、ポジティブ/ネガティブのように物事を区別して、悪い方を切り捨てようとするのではなく


すべてを大切なものの一部として受け入れる


という意味です。


普段、僕が「ネガティブな感情も否定せずに受け入れましょうね」とお伝えしているのも、実はこの「統合する」ことの1つなんですね。

「嫌な自分」を消そうとすると逆効果になる理由

多くの人は悩みを解決しようとする時、「悩みを抱えた自分(嫌な自分)」を取り除こうとしてしまいます。


例えば、「自信がない」という悩みを抱えている人は、「自信がない自分」をとにかく消し去ろうとするわけです。


でも、これをすると、その追い出されそうになった自分は必死に抵抗します


だって、仲間外れにされるのは誰だって嫌ですよね。


「嫌だ!私だけ消さないで!」と必死に抵抗してくるんです。


そして、その自分と仲が悪くなればなるほど、絶対に出てきてほしくない大事な場面で急に出てきたり、言うことを聞いてくれなくなったり(コントロールできなくなる)します

あなたの中にある「様々な自分」のチーム

僕は普段セラピーをする際、クライアント様の悩みや性格を、「ただ1つのもの(単一の性格)」としては見ていません。


なぜなら、僕たち人間には様々な顔があるからです。


社会人としての自分、友人といる時の自分、パートナーとしての自分、親としての自分……。


接する相手や状況によって、様々な顔を使い分けて生きていますよね。


それとまったく同じように、僕たちの「性格」と呼ばれるものも、決して1つではありません


イライラする自分、優しい自分、寂しがり屋な自分、一人になりたい自分、弱気な自分、強気な自分。


あなた一人の中だけでも、たくさんの「あなた」がいるはずなんです。


僕はこれらを、自分の中のチームと表現しています。

嫌な自分も「大切なチームの一員」です

だから、実は悩みを解決する上で本当に大切なのは、嫌な自分を排除することではなく、チームの一員として迎え入れてあげることなんです。


もしかしたら「自信がない自分」は、自信こそないかもしれませんが、その分、他人への思いやりに溢れているかもしれません。


大失敗しないように、慎重に物事を判断できる力を持っているかもしれません。


そんな風に、不要だと思っていた自分にも、必ず役に立つ場面や、ポジティブな側面があるんです。


だからこそ、自分自身にこう声をかけてあげてください。


これから大事な場面では、あまり出てきてほしくないけど、だからといって、あなたは不要な存在じゃない、私の大切なチームの一員だよ


そんな風に、たとえ嫌な自分であっても大切なチームの一員として迎え入れること。


これが結果的に、悩みを解決するための「一番の近道」だったりするんです。


そしてこれこそが、今日お話しした『統合』という考え方です。


あなたにもきっと、「いなくなってほしい」「消えてほしい」と排除しようとしている自分がいるのではないでしょうか?


その自分を無理に追い出すのではなく、一度、違った角度から見直してあげてくださいね。


大切なチームの一員として受け入れることができた時、あなたの長年の悩みも、自然と解決へと向かっていきますよ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき