おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。
- ひとりで責任ある仕事を任されると、急に不安になる
- 締め切りが近づいてくると、焦って頭が真っ白になる
- 本当はできるはずなのに、なぜか最後の最後で失敗する
- いつまでも人に頼ったり、指示が欲しくなる
- 心のどこかに「大人になりきれてない」感覚がある
- 時間やお金の扱いに、どうしてもルーズになってしまう
今日は、こういったお悩みについてお話をしていこうと思います。
もしあなたに心当たりがあるとしたら。
あるいは、あなたの周りにこういう人がいるとしたら。
これらの悩みの原因を、こんな風に考えてしまっていませんか?
「意志が弱いからだ」
「ガマンが足りないからだ」
「責任感が足りないからだ」
「しっかりしていないからだ」
世間一般でも、そのように厳しく見られがちな悩みではありますよね。
でも、僕はそんな単純な話だとは考えません。
根本原因は《成長してはいけない》ビリーフ

僕の心理セラピーでは、これらの悩みの原因となっているのは、
《成長してはいけない》
というビリーフだと考えます。
これは、先日ご紹介した「いい人」が抱える《子どもであってはいけない》とは、ちょうど対になるようなビリーフです。
このビリーフを抱えている人は、
「自分にはできない」
「すぐ誰かに助けてほしい」
「責任を負わされるのが怖い」
といった無意識の反応が起きやすくなります。
その結果、現実的な問題として、
- 大事な場面で失敗する
- 人に依存的になる
- 深く考えられない(頭が真っ白になりやすい)
- うっかりミスが多い
- 時間やお金の扱いがルーズになる
といったことを、繰り返してしまいます。
ですが、これはただ単に、「成長しきれてない」とか「未熟、未発達」だからというわけではありません。
このビリーフを抱えている人は、無意識の心の奥底では、
『自分が成長すると(できるようになってしまうと)、大切な何かを失ってしまう』
といった強い恐怖を抱えており、そのために、
『成長しない方が(子どものままでいる方が)安全だ』
という決断を、無意識のうちにしてしまった人なんです。
子どものままでいることが、とても大切なことだった

でも、いったいどんな体験をすれば、そんな決断をすることになるのでしょうか?
普通に考えると、「成長しない方が安全だ」というのは少し不思議な考え方ですよね。
実は、多くの場合、《成長してはいけない》というビリーフは、「子どもの成長を心から喜べない親」との関係によって作られます。
例えば、親自身も様々な心の問題を抱えていて、子どもの世話をしている時や、子どもから必要とされている時だけ自分の価値を感じられるお母さん。
こういったお母さんは、無意識のうちに、
「子どもが”できない”方が安心する(お世話をやけるから)」
「子どもが”できない”ままでいる方が可愛い(自分を必要としてくれるから)」
と感じています。
そしてそれを、本人も無意識のうちに、言葉、態度、表情などを通して子どもに伝えてしまいます。
また、逆に子どもが一人でも”できる”ようになった時に、「生意気だ」「調子に乗るな」と叱ったり、急に冷たい態度をとったりすることもあるかもしれません。
こういった環境で育った子どもは、肌でそれを察知して、こう思います。
「お母さんに嫌われたくない」
「お母さんをひとりぼっちにしたくない」
「お母さんを喜ばせたい」
「お母さんを少しでも安心させてあげたい」
だから・・・
『私は、ずっと子どものままでいよう(=成長してはいけない)』
そんな風に、自らの成長を止める決断をしてしまっても、全く不思議なことではないんです。
それほどまでに、子どもにとって親の愛情を得ることは、生死にかかわるほど重要なことなんですね。
このビリーフを手放すためのカギは父性愛

では、この苦しいビリーフを手放すためにはどうすればいいのでしょうか。
ここには、一つ大きな覚悟が必要になります。
それは、
『たとえ大切な何かを失ったとしても(お母さんを裏切ってでも)、私は私のために成長する!』
という、幼少期にした悲しい決断とは、「全く反対の決断」をし直すための強い気持ちです。
つまり、このビリーフを手放すためには、優しく受容するような「母性愛的なセラピー」よりも、背中を押して勇気づけるような「父性愛的なセラピー」が必要になってくるんですね。
もし、あなたが今日の話を聞いて、「私にもこのビリーフがあるかもしれない」と感じたのだとしたら。
まずは、
『今の状態から、本当に抜け出したいのか?』
『今のままだと、自分の人生にどんな問題があるのか?』
を、静かに整理してみてください。
そして、「もうこんな状態は嫌だ!私は変わりたいんだ!」という気持ちを、少しずつ高めていくこと。
それが、あなたが本当の意味で「大人」になり、自由な人生を歩み始めるための、力強い最初の一歩になりますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理セラピスト おおのたかゆき


