こんにちは。
心理セラピストの
大野貴之です。
- 変わりたいのになかなか変われない…
- 行動したいけどなかなか動けない…
こういった悩みはほとんどの人にが一度は感じたことがあるんではないでしょうか?
そんな時、コーチングではまず初めに「ビジョンを明確化する」アプローチを取ります。
そうすることで、ぼんやりしていた自分の「願望」が明確になり、自ら行動したい気持ちを高める効果があります。
しかし、実はさらにもう一つ、「ビジョンの明確化」にはあまり知られていないもう一つの側面があります。
それは、自分の中に隠れている『恐怖』を強化すること。今日はそんな『恐怖の強化』についてブログを書いてみました。
なかなか行動できないと悩む人はぜひ参考にしてみてください。
人が行動する動機はたったの2つ
行動するためには恐怖の強化が必要な理由を説明する前に、大前提として人が行動する時の動機についてご説明します。
人が行動する動機になるのは実はたった2つ。(最近こればっかり言ってるような気もしますが…)
それは、
- 快を求める
- 不快を避ける
です。
もう少しわかりやすい言葉で言い換えると、人が何か行動する時は、
- 行動すると快楽を得られる
- 行動すると苦痛を避けられる
(行動しないと苦痛を味わう)
のどちらかに必ずなっているということです。
もちろん人によって感じ方は異なりますし、何に対して快楽や苦痛を感じるかも個人差はあるでしょう。
しかし、それでも最終的に行動するかしないかの決め手になっているのはこの2パターンだけなんです。
行動したければ願望/恐怖を強化する
では「変わりたいけどなかなか行動できない」時は、いったい何が起こっているんでしょう?
まず大前提として、僕たちは行動”できない”といった言葉を使いがちですが、実際は「できない」のではなく「やりたくない」だけです。
そして「やりたくない」を言い換えると「行動しない」動機があるということ。
つまり、先程の2パターンに当てはめると、
- 「行動しない」と快楽を得られる
- 「行動しない」と苦痛を避けられる
(「行動する」と苦痛を味わう)
のどちらかになっています。
ということは、この状態を「行動できる(やりたい)」状態にもっていくためには、
- 行動して得られる快楽を強化する
- 行動しないと味わう苦痛を強化する
のどちらかのアプローチが必要ですよね。
そして、前者のアプローチとしてコーチングでは「願望の強化」を行います。
それをやりたいのはどうして?それをやると何を得られる?などの問いで自分の願望を明確にしていけば、行動した後に得られる快楽も明確になるでしょう。
一方、後者のアプローチとして行うのは「恐怖の強化」です。
それをやらなかったらどうなる?今のまま時間がたったら将来どうなってる?などを明確にしていけば、行動しなかった場合に味わう苦痛(恐怖)が明確になるわけです。
行動するためには「願望」だけでなく「恐怖」も必要なのはこういった理由なんです。
恐怖は長期的な行動には向かない
行動するためには「恐怖」も必要と言いましたが、一つ注意してほしいことがあります。
というのも、一時的にどうしても頑張らないといけない時などは非常に効果があるんですが、長期にわたって「恐怖」を動機にし続けるのはあまり望ましくありません。
「願望」を動機に行動するというのは、目の前にニンジンがぶら下がってるようなイメージ。
一方、「恐怖」を動機に行動するというのは、背中にナイフを突きつけられているようなイメージと言えるでしょう。
それぞれ実際にイメージしてもらえると明らかだと思いますが、「恐怖」を動機に行動する場合は行動力を得られる反面、非常に強いストレスを味わうことになるんです。
そんな状態を長期間続けてしまうと、やがて身体を壊す可能性もありますので、その点は注意してくださいね。
まずは自分の本心を知ることから
ここまで話してきた通り、人が行動する時のきっかけは実は非常に単純なものです。
にも関わらず、僕たちの多くは「やりたいのにできない」「やめたいのにやめられない」と悩んでしまいます。
それはつまり、自分が本当は何を得たくて、何を避けたいのか自分でわかっていないってこと。
だから行動できないと悩んでいるのなら、まずは自分の本心を知ることから始めてみて欲しいです。
自分で自分の本心がどうしてもわからないという方は、ライフチェンジセラピーを体験してみるのもおすすめですよ。
初めての方は特別価格で体験セッションを受付中ですので、興味があれば一度覗いてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。