こんにちは。
心理セラピストの
大野貴之です。
最近、キャリア面談を会社に導入するお手伝いをしています。
具体的には社長と社員に面談をやってもらい、それに対して気になった所を僕がフィードバックするといった役割です。
しかし、この面談を見ていて1つ気になったことがあるんです。
それは将来のビジョンやキャリアについて尋ねた際、多くの人が「願望」ではなく「予想」を話しているということ。
これだと、自分で自分に制限をかけているようなものなんですよね。
そこで今日は未来を描く時は「予想」ではなく「願望」を語るといったテーマでブログを書きたいと思います。
未来について考えるのが苦手な人はぜひ最後までご覧になってください。
「未来を描く」とは将来の予想じゃない
冒頭でも書きましたが、今僕はキャリア面談の導入をお手伝いしています。
その目的は、会社のビジョンと社員のビジョンをそれぞれ明確にし、共通点になりそうな所を社員の目標として設定してもらおうというものです。
そのため、まずは社員ひとりひとりに「将来どうなりたいか?」を自由に話してもらうようにしてるんですね。
ですがこの時、
多くの人がこんな風に答えるんです。
- たぶんこうなってると思います。
- たぶんこんな感じじゃないですかね?
でもこれって将来”どうなりたいか”ではなく、ただ将来を”予想”しているだけになってます。
それの何がいけないのかというと、これだと「今の自分ありき」で考えているんですよね。
もちろん現状を正確に把握することは大事なんですが、それが前提になってしまうと自分自身に無意識に制限をかけてしまいます。
だから未来を描くときにはできるできないは一旦置いておいて、自分の「願望」を自由に言葉にするのがとても重要。
現状から未来を予想するのではなく、自由に未来を描いてから現状を考慮するといった順番が何より大切なんです。
無意識の制限を意識的に外してみると…?
ですが、ほとんどの人は無意識に自分の可能性を制限してしまいます。
心の奥底では本当は叶えたい理想があるにも関わらず、
- きっと自分には無理だろう
- 言ってできなかったら恥ずかしい
- 笑われたりバカにされたらいやだ
などの思いが働いてしまい、それを言葉にするのをためらってしまうんです。
もちろん言葉にすれば何でも叶うほど現実は甘くありません。
ですがだからといって、もしかしたら本気で目指せば実現できたかもしれないことまで検討すらせずに諦めるのは非常にもったいないと思います。
だから一度無意識にかかっている自分への制限を意識的に外す経験をすることはとても大切。
なぜならたとえそれが楽な道ではなくても、思っていたよりも不可能じゃないとわかることもあるからです。
どうやったらできるかは後から考える
僕たち人間の脳には、やりたいこと・叶えたいことを明確にすると、そこまでの道筋を探し出すといった習性があります。
つまり、ここまでお話ししてきたような「まずは理想を自由に描く」ことは、願望実現にとって非常に理にかなったことなんです。
それに別に自由に未来を描いても、描くだけなら誰にも迷惑はかかりませんよね。
だからまずは自由に未来を描き、どうやったらできるかは後から考える。
このマインドを日頃から意識しておくだけで、もしかしたら今まで見えていなかったことが見えてくるかもしれませんよ。
どうしても自由に未来を描くのが苦手だという人は、ぜひ一度コーチングの体験セッションに来てみてください。
それができるかどうか以前に未来を自由に描くことの心地よさ、そしてそこからの思いがけない閃きを味わっていただけると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。