「すぐ人を信じるから騙される」は間違い?いつも裏切られる人が抱える”意外な思い込み”

おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


日々カウンセリングをしていると、こんな深いお悩みをお聞きすることがあります。
 

「なぜかいつも、人に騙されたり、裏切られたりしてしまいます……」


これを聞いて、「騙されるってことは、人を信用しすぎている(すぐ人を信じてしまう)からじゃないの?」と思った方も多いのではないでしょうか。


でも実は、人に騙されやすい人が心の奥底に抱えている本当の原因は、まったく逆の思い込みだったりします。

人に騙されやすい本当の原因は「〇〇」だった

結論から言うと、よく人に騙されたり裏切られたりしてしまう人が抱えているのは、


人を信用してはいけない


というビリーフ(無意識の思い込み)であるケースが非常によくあります。


「え?人を信用してはいけないと思っているなら、騙されないはずじゃないの?」と不思議に思いますよね。


でも違うんです…なぜなら、「人を信用してはいけない」と強く思い込んでいる人は、人を信用できないと同時に


誰よりも人を信じたいと思っている人


でもあるからです。

人を信用できない人が逆に人を信じすぎる心の仕組み

これは、心理学ではビリーフの「反抗モード」と言われる状態です。


心の中にある「人を簡単に信用するな!」という強いブレーキに対して、


「嫌だ!私だって、もっと人を信じたいんだ!」


反抗している状態なんです。


でも、「やるな!」と言われることに反抗して「絶対にやってやる!」となる時は、普通の状態と比べてどうしても力が入りすぎてしまうもの


そのため、“過剰に”人を信用しすぎてしまう


もっとわかりやすく言うと、信じてはいけない(危険な)人まで信じてしまうという行動に繋がってしまいます。


その結果……よく人に騙される、裏切られるという悲しい結末を繰り返してしまうんです。


そして、


“ほらやっぱり”、《人を信用してはいけない》よね。


と、元々持っていたビリーフをより強固なものにしてしまいます。(これをビリーフの「強化行動」と言います。)


だから、また同じことを何度も繰り返してしまう…これがビリーフの恐ろしいところです。

「どっちでもいい」が自分を守る選択になる

この悲しいループから抜け出すための第一歩として、まずは自分にこんな「声かけ」をしてみてください。


「人を信じてもOK」
「人を信じなくてもOK」
「どっちでもいいし、それはあなたが決めていいんだよ。」


「どっちでもいい」と両方に許可を与えることで、心に入っていた過剰な反発の力がスッと抜けていきます。


その結果、


信じたい(安全な)人を信じて、信じたくない(危険な)人は信じない


という、フラットで自然な選択ができるようになっていくでしょう。


もし、あなたも人に裏切られて傷ついた経験が多いのなら。


それは、あなたが「誰よりも人を信じたかった」という優しさの裏返しでもあります。


どうかご自身を責めず、「信じても、信じなくてもいい」と心にゆとりを持たせてあげてくださいね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき