「人を信じられない」のは性格が冷たいから?人間不信に陥る意外な理由

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おはようございます。
心理セラピストの
おおのたかゆきです。


今日は、メルマガ読者の方からいただいたご相談をご紹介しますね。

<50代 女性>

「私の悩みは、どうしても心から人を信用できないことです。

職場で人に任せるのが怖くて一人で抱え込み、パンクしてしまいます。

プライベートでも夫や友人に壁を作り、『裏に目的があるのでは』『いつか離れていくのでは』と疑ってしまい、弱音を吐けません。

人といるとひどく疲れてしまいます。どうすれば人間不信から抜け出せるのでしょうか?」

メッセージ、ありがとうございます。


誰かと一緒にいても、常に相手の顔色や本心を探ってしまう。


心から安心できないというのは、本当に孤独で、エネルギーを消耗して疲れてしまいますよね。


「自分はひねくれた冷たい人間なんじゃないか」
「私には心がないんじゃないか」


もしあなたが、ご自身のことをそんな風に責めているとしたら、どうか今日で終わりにしてください。


あなたが人を信じられないのは、性格に異常があるからでも、冷たいからでもないんです

「人を信じられない」本当の原因と幼少期の記憶

結論から言うと、この悩みの本当の原因は、あなたが生まれた後に身につけてしまった「無意識のプログラム」にあります。


このプログラムのことを心理学ではビリーフ(無意識の思い込み)と呼び、主に幼少期の体験によって、無意識の心に刷り込まれてしまうものです。


そして、今回のお悩みの原因となっているビリーフは人を信用してはいけないといったもの。


もしかしたら、あなたは子どもの頃にこういった体験を何度も繰り返していないでしょうか?
 

・普段は優しい親が急に怒るなど、態度が変わり安心して信用できなかった。
 
・親が「今度〇〇に連れて行ってあげる」といった約束をすぐに破る人だった。

 
・親自身から「簡単に人を信じてはいけないよ」と強く言われて育った。

 
・学校でのいじめや、友だちからの裏切りを経験した。


こういった体験を何度も繰り返すと、その子どもの心には


「人を簡単に信用すると、危ない目に遭ってしまう」


のような強い思い込みが刷り込まれてしまうんです。

なぜ今も、人に分厚い壁を作り続けてしまうのか

子どもの頃に作られたこのビリーフは、大人になった今でもあなたの心の中に残り続けています。


そして、あなたが誰かと親しくなりそうになったり、人を頼ろうとしたりするたびに、


「人を簡単に信じちゃダメだ!また傷つくぞ!」


と、あなたを守るために、強烈なアラート(警告)を鳴らし続けている状態なんです。


職場で仕事を任せられないのも。
夫や友人に分厚い壁を作ってしまうのも。
絶対に素の自分を見せられないのも。


すべては、このビリーフが「あなたをこれ以上傷つけないため」に、必死にブレーキをかけてくれているからなんですね。

全員を信じなくていい。「信じたい人」は自分で決める練習

では、この人間不信の状態から抜け出して、安心して人と関わるにはどうすればいいのでしょうか。


まず、あなたに頭でしっかりと理解してほしい、非常に重要なポイントがあります。


それは、世の中には、信じて良い人と、信じてはいけない人の両方がいるという事実です。


実は、人を信じられないと悩んでいる人ほど、心の奥底では「もっと人を信じたい」と思っていることが多いです。


そして、真面目で頑張り屋さんな人ほど、なんとか悩みを解決しようと「人を信じようと努力し過ぎる」状態になりやすいです。


しかし、そうなってしまうと
 

・無理に人を信じようとする
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・「本来なら信じてはいけない危険な人」まで信じてしまう
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・結果的にその人に騙されて、また深く傷ついてしまう
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・さらに人を信じられなくなる


といった、負のループにハマってしまいやすくなるんです。(この状態でご相談に来られる人が本当に多いです。)


だから、まずは「世の中には信じて良い人と、そうでない人がいるんだ」と理解すること。


無理に全員を信じる必要なんて、全くありません。


そしてその上で、


あなたが信じたいと思う人のことは、信じてもいいんだよ


そんな風に、自分自身に優しく教えてあげてください。


誰を信じて、誰を信じないかはあなたが決めていいんです。

自分を守るために必死だったあなたへ

いかがだったでしょうか?


あなたが人を信じられなかったのは、心が冷たいからではありません。


過去の傷から「自分自身を守るため」に、これまでずっと必死だったからです。


でも、もう大人のあなたは、誰を信じるかを自分で選ぶ力を持っています。


「この人なら信じてみたいな」と思う人から、少しずつ、自分のペースで心を開いてみてくださいね。


もし、すぐにはうまくできなくても、それはあなたの性格や能力に問題があるわけではなく、幼少期に刷り込まれた「ビリーフ」が原因です。


そして「ビリーフ」は何歳からでも書き換えることができますので、どうか諦めないでくださいね。


動画では人を信じる不安や恐怖を和らげる「イメージセラピー」も紹介していますので、もしよかったら見てくださいね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


心理セラピスト おおのたかゆき